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2006年4月 Archive
2006/04/08
[ Mobile ]

 先月下旬に「FOMA SO902i」を購入し、さっそく「モバイルSuica」、「ケータイEdy」などを設定して「おさいふケータイ」として使ってみました。

 コンビニで「♪しゃり~ん」も良いですが、やはり「モバイルSuica」はメチャメチャ便利です。クルマにETCをセットアップして、料金所の渋滞を尻目に、はじめてETCゲートを「突破」した時の快感に近いものが。0xF9CF

 なによりも、切符を購入したり、料金精算をするために並ばなくて済むのが最大のメリットかと。ディジタルガジェット好きの職人には、ここ近年で最高のオモチャとなりました。
(最近では、わざとSuica専用ゲートを通ってみたりして)0xF9F8

 さて、ひととおり使い倒してみた訳ですが、やはり既製の着メロではもの足りなくなってきてしまいました。ということで、FOMAの「着うた」をDIY(?)してみることにしました。

 なにやら難しそうに思えるかも知れませんが、ポイントさえ掴んでしまえば、とても簡単に作ることができます。まずは、大まかな流れから。

  1. リッピングソフトを使って、CDから音楽をコピー。
  2. SoundEngineを使って、音楽ファイルを編集。
  3. QuickTime Proを使って、3gpファイルを作成。
  4. バイナリエディタを使って、iモーション(着うた形式)に修正。

 それでは、順を追って説明していきます。

1. リッピングソフトを使って、CDから音楽をコピー

 はじめに、オーディオCDから、音楽ファイルを取り出します。具体的には、*.cdaファイルから*.wavファイルに変換します。

 CDをリッピングするソフトとしては、いくつか代表的なもの(「Winamp」、「AudioEncoder」など)がありますが、職人は天の邪鬼なので、VAIO付属の「SonicStage」(ver.3.4)を使いました。

i-motion01.jpg

 (1) 「音楽を取り込む」から「CDを録音する」を選びます。
 (2) 「録音フォーマットの設定」を押し、「WAV形式」を選びます。
 (3) 録音したい楽曲を選び、「録音」を押します。

 *.cdaファイルが*.wavファイルに変換され、所定のフォルダ(通常は、「D:\SonicStage\Packages」の下のアルバム名のフォルダ)に保存されます。

 ちなみに、例として使用した楽曲は、曲の長さが30秒程度のものということで、Yellow Magic Orchestra(YMO)の「NAUGHTY BOYS / 浮気なぼくら」から、「YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF / 以心伝心-予告編-」を選びました。

2. SoundEngineを使って、音楽ファイルを編集

 つぎに、できあがった*.wavファイルを、「SoundEngine」(フリーウェア)を使って編集します。

i-motion02.jpg

 (1) 「編集」から「切り抜き」を選び、楽曲の「尺」を調整します(楽曲の始めと終わりの無音部分をカットする)。

i-motion03.jpg

 (2) 「音量」から「コンプレッサー」、「オートマキシマイズ」等を選び、音量(ダイナミックレンジ)を調整します。(あまりレンジを稼ぎすぎると、ケータイのスピーカーでは音が割れることがあります)

 その他、楽曲の一部分を切り出す場合には、楽曲の始めと終わりの部分に「窓」を掛けて(フェードイン、フェードアウトさせて)、楽曲が滑らかにつながるように「尺」を調整します。(何度かループ再生させて、微調整します)

 (3) 「ファイル」から「名前を付けて保存...」を選び、別名で保存します。

3. QuickTime Proを使って、3gpファイルを作成

 *.wavファイルから*.3gpファイル(Mobile MP4形式)に変換するツールとして、「QuickTime Pro」(有償:3,400円)を使います。
(無償版では、ファイル変換ができません。「高けぇ」とかセコいこと言ってないで、買いましょう)

 (1) 「ファイル」から「エクスポート...」を選びます。

i-motion04.jpg

 (2) 「エクスポート」は「ムービー から 3G」、「出力」は「3GPP - Mobile MP4」を選びます。

i-motion05.jpg

 (3) 「オーディオ」を選び、「オーディオフォーマット」は「AAC-LC(ミュージック」とし、「データレート」および「出力のサンプルレート」は適当に選びます。
  (そもそも、ケータイの内蔵スピーカーですし、ビットレート、サンプリングレートを必要以上に上げても意味がないので、ほどほどに。また、データサイズが多くなると、ダウンロード時の「パケ代」が高くつくことになります)

 iモーションのデータ容量は、FOMA 900iシリーズが100KBまで、901i、902iシリーズが500KBまで対応していますので、表示されている「容量」が、上記のサイズを超えないよう、ビットレート、サンプリングレートを調整します。

 データサイズを一定とした場合、サンプリングレートを抑えてビットレートを上げる方法と、ビットレートを抑えてサンプリングレートを上げる方法とがありますが、人間の聴覚特性として、サンプリングレートを抑えると高音がカットされ、くぐもった感じに聞こえてしまうため、設定できる範囲で、できるだけサンプリングレートを上げるようにします。
(ただし、オリジナルのサンプリングレート(CDの場合は44.1kHz)以上に上げても意味がないので、ほどほどに)

 (4) 「保存」を押して、保存します。

4. バイナリエディタを使って、iモーション(着うた形式)に修正

 ここまでの操作で、FOMAで「iモーション」として再生することができるようになりました。ただし、ケータイの着信音(着うた)として設定するには、もうひと工夫が必要となります。具体的には、バイナリエディタを使って、ファイルの一部分を直接修正します。

 ネット上には、数多のバイナリエディタがありますが、とりあえずこれ(フリーウェア)を使いました。

i-motion06.jpg

 (1) ファイルを開き、「dcmd」というアスキーコードを探します。
  (この例では、アドレス:00009Cからの4byte)

 (2) ウィンドウの下部に、ファイルサイズが表示されていますので、末尾が偶数であるか奇数であるかを確認します。
  (この例では、228,742byteの偶数)

 (3) 「dcmd」の後ろの2byteを、偶数の場合は「00 0B」、奇数の場合は「00 0F」と修正します。
  (この例では、アドレス:0000A0からの2byteを「00 0B」に修正)
  (データが変更できない場合は、「編集」から「リードオンリ」のチェックを外します)

 (4) 「ファイル」から「上書き保存」を選び、保存します。

 これで、FOMAで「着うた」として設定できるようになりました。あとは、できあがったファイルを自分のホームページなどにアップロードし、ケータイからダウンロードすればOKです。
(なお、メモリスティック経由で転送した場合には、「着うた」として設定できなくなります)

 FOMA SO902iのスピーカーはモノラルなので、ステレオの着うたを作ってもあまり意味がないのですが、SoundEngineで目一杯レンジを拡げても音が歪むことはなく、きちんと再生されました。

 ということで、これでまた、しばらく遊べそうです。0xF9F8

#オーディオCDからリッピングした楽曲は、個人で楽しむ他は、ネット上などで公開すると著作権の侵害となり、処罰の対象となりますので、注意してください。

〔関連情報〕
   ・ついに出ましたっ!! FOMA SO902i

〔次回予定〕
   ・FOMAのiモーション(着うた)を作ろう!!(着ムービー編)

2006/04/08
[ Car, News ]

 来年春にも、6シリーズがフェイスリフトを受けるようです。(写真1

 同時に、今年の秋に、M6にカブリオレが追加されるようです。(写真2

 ということは、そろそろ5シリーズも・・・。

〔関連情報〕
   ・BMW M6 Convertible Spy Photos

2006/04/08
[ Car, Movie ]

m6_heli.jpg
(03:04,355kbps)

 「ワルキューレの騎行」なのは分かりますが、そもそも、なぜ「ヘリコプター」と対決するのかはナゾ。0xF9C8

 それにしても、このお兄さん、メチャメチャ嬉しそう。0xF9F8

〔関連情報〕
   ・【映像】BMW M6 on Nürburgring

2006/04/05
[ Car, News ]

豊田合成、フィリップスルミレッズとLED特許相互活用で合意
(2006年4月5日:Response.)

 豊田合成は、Philips Lumileds Lighting Company(フィリップスルミレッズ)と、子会社を含め両社が所有するLEDに関する特許を相互に活用できる契約を締結した。両社は、今後も良好な友好関係を維持し、高輝度LEDの開発と市場の発展を目指す。

 契約の対象となる特許は、両社が保有する青色発光ダイオードおよび赤色発光ダイオードなどのIII-V族半導体発光素子技術に関する特許。

 フィリップスルミレッズグループは、高輝度赤色LEDや高出力の青色LEDに有用な特許を多数保有し、豊田合成も青色LEDに関する基本特許を多数保有しており、LEDのさらなる需要を開拓するため、両社が所有する技術を尊重し合い、相互に活用できる環境を構築することで合意した。

 今回の契約で、両社は相手の保有する特許権を考慮する必要がなくなり、開発の自由度が格段に高くなる。それぞれの開発をより進めることで、新規のLED関連技術の開発を行うことが可能となり、LEDの高輝度化などの開発を加速させる。

〔関連情報〕
   ・米国フィリップスルミレッズ社とLED技術に関する特許契約を締結
   (2006年4月3日:豊田合成)

2006/04/05
[ Car, News ]

LEDヘッドランプ、2007年夏にも欧州で認可へ
(2006年4月4日:Automotive Technology)

 大手ランプメーカー各社はSAE2006(米自動車技術会総会と展示会、会期:2006年4月3~6日)で、LEDヘッドランプの実用化への見通しや市場動向について発表した。

 オランダPhilips社によると、LEDヘッドランプが欧州で認可されるのは早ければ2007年の第3四半期(7月~9月)になる見込みだが、検証段階で専門家による評価が遅れれば2008年の第1四半期(1月~3月)にずれ込むことになるとの見通しを示した。

〔関連情報〕
   ・LED Front Lighting - Optical Concepts, Styling Opportunities and Consumer Expectations
   (SAE Technical Papers:2006-01-0100)