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2006年12月 Archive
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2006/12/31

 前回に引き続き、PCネタです。0xF9BB

 いや~、ついに入手しました。アースソフト製、ハイビジョンキャプチャボード、「PV3」(定価:26,500円)。0xF9CF

 同社のHPから購入することができますが、生産台数が需要に対して極端に少ないため、販売開始後、わずか数10秒で売り切れてしまうという、もの凄い人気のある商品です。

Hi-Vision Capture Board PV3

 渋~く輝く静電気防止フィルムの袋が、神々しく見えてしまいます。

Hi-Vision Capture Board PV3

 「ハイビジョンキャプチャボード」です。同社のHPに掲載されている写真は、緑色の基板ですが、最新のハードウェアバージョン(Rev.A (1.3))からは、赤色の基板になったようです。

 なぜにそれほど人気があるかというと、このボードは、「D3映像入力」と「光ディジタル音声入力」を持っているためです。(入力は、それぞれ2系統)

 その有り難みが分からない方には、まったく分からないかと思いますが、じつは凄い製品だったりします。

  1. D3規格(1080i)のハイビジョン映像を、ディジタル信号のままキャプチャーすることができる。
  2. 著作権保護機能(「コピーワンス」)をキャンセルし、ハイビジョン映像を容易に「バックアップ」することができる。

 まず1.ですが、
(将来的には、基板上のファームウェアのバージョンアップにより、D4規格(720p)にも対応可能とのこと)

 つぎに2.ですが、現在市販されている民生用のディジタル映像機器には、強力な著作権保護機能が掛けられています。通常の地デジ放送は、「一回のみ録画可」となっています。

 例えば、地デジのHD放送を「スゴ録」に録画したとします。本体上で再生している分にはHD品質で観ることができますが、これを長期保存しようとしてDVDに録画すると、せっかくのHD品質がSD品質に落とされてしまいます。

 さらに、本体上のオリジナルのHD映像は、DVDにSD映像を「ムーブ」したということで、削除されてしまいます。(「コピーワンス」)
(最新のBluRayレコーダーでは、HD品質で保存することができますが、「コピーワンス」自体は同一です)

 また、現在主流になりつつあるHDMI端子にも、著作権保護機能(「HDCP」)が掛けられており、そのままではHD映像を「バックアップ」することができません。

 ところが、D端子には、規格自体に著作権保護機能が無いため、いったんD端子で出力したハイビジョン映像は、ディジタル信号のままキャプチャーするなりバックアップするなり、なんでもすることができるのです。

 ということで、これからは、広大なストレージ領域に、高品位なハイビジョン映像を、ごんごんキャプチャーすることができるようになりました。0xF9F8

〔補足情報〕

 「スゴ録」(RDZ-D900A)には、D端子が1つしかありません。PV3にD端子ケーブルを接続してしまうと、「WEGA」(KW-32HDF9)にコンポーネント信号を入力できなくなってしまいます。

Hi-Vision Capture Board PV3

 そこで、途中にAVセレクタ、「SB-RX300D」(定価:19,950円)をかまして、分配しています。

 通常のAVセレクタは、複数の入力から1つの出力をスイッチングする「パッシブ型」のものが一般的ですが、このSB-RX300Dは、複数の入力を電気的に中継して、複数の出力に分配することができる「アクティブ型」のものです。

〔関連リンク〕
   ・アースソフト

2006/12/30

 今年中に書かないと、お蔵入りになりそうなので、サルページ。0xF9BB

 去る1月12日、我が家に4台あるVAIOのうち(うち2台が現用)、いちばん大きなVAIOクン(通称、親VAIO)のHDが、クラッシュしてしまいました。0xF9FC

 400GBのHDを2本、RAID0でストライピングを組んでいたのですが、そもそも冗長構成ではないので、なすすべもなく・・・。エアチェックしてキャプチャーした貴重な映像ソースが、ことごとく失われてしまいました。0xF9D3

 ということで、転んでもタダでは起きないので、ハードウェアでRAID5を組んで、「究極のストレージマシン」を仕立てることにしました。

#懲りないヤツ。0xF9C7

 緊急で追加購入したHITACHI製400GB HD、「HDS724040KLSA80」(購入価格:30,440円/1本)。

 RAID5を組むには、最低でも3本以上のHDが必要となります。

 RAID5は、ソフトウェアでは処理が追い付かないので、専用のハードウェアコントローラーが必要となります。

 Adaptec製、「Serial ATA RAID 2410SA」(購入価格:64,000円ぐらい)。

 その他の小物、「S-ATAケーブル」と「HD用インチネジ」です。

 「Serial ATA RAID 2410SAカード」です。巨大なロジックICが搭載されています。このカード1枚で、最大4台までのS-ATAドライブをコントロールすることができます。

 HDドライブを、HDケースにマウントしたところです。タワー型VAIO(VGC-RA70PS)では、この状態で、本体から簡単にディスクアレイを抜き差しすることができます。

 3本の400GB HDでRAID5を組んだ場合、全体容量は1.2TB(Tera Byte)ありますが、1本がパリティ用となるので、記憶容量としては800GBとなります。

 この他、3.5インチベイに起動用の400GB HDがあるので、トータルの記憶容量は1.2TBとなります。

#って、あっさり書いてますが、マウントして起動できるようにするまで、相当な苦労がありました。0xF9C8

〔関連情報〕
   ・買っちゃいました、VAIO最速仕様!
   ・ショック~!

2006/12/29

 我が家のメインモニタ、「KW-32DF9」です。0xF8EB

SONY KW-32HDF9

 大掃除の際に、ふと筐体横を見てみると、「97年製(7-12月期)」のシールが・・・。いつの間にか、もうすぐ10年選手になってしまいます。
(うちには、もっと長い選手たちがたくさんいますが)

 正式には、「WEGAシリーズ 家庭用ハイビジョンテレビ 『KW-32HDF9』」と言います。そう、「ハイビジョンテレビ」なのです。
(画面右上には、しっかり「Hi-Vision」の文字が)

 ですが、現在の「ディジタルハイビジョン」ではなく、「アナログハイビジョン」です。当時のカタログを見ると、「MUSEデコーダー」、「M-Nコンバーター」など、懐かしい言葉が並んでいます。

 当然ながら、HDMI端子やD端子など、ディジタル信号の入力端子はありません。代わりに、「MUSEコンポーネント入力」があります。
(映像ソースからの信号は、D端子をコンポーネント信号に変換するケーブルを使って接続しています)

 これでもしっかり、1080iの映像を映し出すことができます。地デジもBSも、くっきりはっきり観ることができます。

 いまでこそ液晶やプラズマ全盛の世の中になってしまいましたが、平面ブラウン管(FDトリニトロン)による、色彩の鮮やかな再現性と解像度の深さは、現在の最新モニタに引けを取らないほどのクオリティを誇っている(と思います)。

 当時のハイエンドモデルであった「KW-32HDF9」には、NTSCをハイビジョン並みに高精細化する、DRC(Digital Reality Creation)技術が採用されています。
(値段も、当時としては横綱級(定価:480,000円)でした)

 DRC技術は、いまでは「BRAVIA Engine Pro(DRC-MF v2.5)」にまで進化しましたが、まさにその初期の頃のものです。

 現在の、過度に味付けされた、ギラギラした映像を見すぎた方には、「当時はこういう“絵作り”だったんだなぁ」と思われるかも知れません。

 我が家では、まだまだ現役です。ソニータイマーが発効するまでは、使い倒すつもりです。

#その他、うちには、「Profeel Pro」(KX-21HV1S)が、“置物”になってます。

 (そろそろ、プライベート・ソニーミュージアムを作ろうかと思います)

 昨日に引き続き、六本木に行ってきました。0xF9D8

Tokyo Midtown
(FOMA SO902iにて撮影)

 今日は、ヒルズの反対側の東京ミッドタウン。来年3月31日に、グランドオープンとなります。

 六本木ヒルズに行ってきました。0xF9D8

Roppongi Hills
(FOMA SO902iにて撮影)

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