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2008年9月 Archive
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2008/09/30

 つづいて、使用する光素子を紹介します。

 前回のE60用では、LumiledsさんのハイパワーLED、「Luxeon Star」(3W版:「LXHL-LW3C」、5W版:「LXHL-LW6C」)を使用しました。

 その後の技術革新により、より高効率で高輝度、高寿命な光素子が、Lumiledsさんから発売になりました。
(Lumiledsさんは、2005年に、Philipsさんの子会社となりました)

 その名も、「Luxeon K2 with TFFC Cool White」。

 エベレスト(8,844m)に次ぐ世界最高峰「K2」(8,611m)の名を拝する光素子の実力は、ただ者ではありません。
(データシート等は、こちら

White Angel Eye for M3 Coupe

 こちらが、その「Luxeon K2 with TFFC Cool White」(980円/個)。

White Angel Eye for M3 Coupe

 わずか7.35mm×7.35mmの大きさの中に(端子部を除く)、とんでもないポテンシャルを秘めています。

 Luxeon Starの「最高・最強」タイプ(笑)、「LXHL-LW6C」(5W版)では、最大電流700mA(/6.84V)時に「120lumen」でしたが、この「Luxeon K2 with TFFC Cool White」(LXK2-PWC4-0160)では、最大電流1500mA(/3.85V)時に「220lumen」もの光束を得ることができます。

 電力が1.2倍で、光束が1.8倍ですから、総合で1.5倍も改善されたことになります。

 「わずか1.5倍かよ」と思うのは、技術屋の苦労が分からないトーシローです。2倍以上の電流を流している訳ですから、光素子の変換効率をかなり高くしないと、自らの発する熱で熔けてなくなってしまいます。

 光素子自体の化学組成の吟味や改善、チップの製造プロセスの改良を繰り返して、この製品はできあがっているのです。

 つぎに、ハイパワーLEDをドライブするための定電流ユニットです。

 入力電圧は、DC12V(12~20V)で、外部ボリュームを付けることにより、出力電流を、700~1,400mAの間で可変にすることができます。

 このユニット自体で、ある一定以上の負荷があるため、市販製品によくありがちな「球切れ警告」が出ることはありません。また、イグニッションON直後に点滅を繰り返す、いわゆる「フラッシング現象」が起こることもありません。

〔余 談〕
 最近のクルマは、重要な灯火類については、あるタイミングで球切れをチェックし、必要に応じて警告してくれるようになっています。

 具体的には、イグニッションON時に、微弱な電流を断続的に流し、ある一定以上の電流が流れなければ「球切れ」と判断し、警告を発します。

 市販の製品では、「ワーニングキャンセラー」と称される外部回路を介することより、これらの現象を回避していますが、そもそも低消費電力が売りであるはずのLEDに、わざわざ疑似抵抗をかまして負荷を増やすというのは、本末転倒もいいところです。

#いかにも、カッコだけのチューニング。まさに、某「ファッション系」にはピッタリかと。0xF9D1

 また、ここで“~と称される”と書いたのは、それが「ワーニングキャンセラー」などという大層な名前に値するような回路ではまったくないからです。

 お持ちの方は(買わされちゃった方は)、ぜひ一度分解して、中身を確認してみてください。いかにボッタクられていたかが、よ~く分かると思います。

 スイッチング定電流ユニットには、2,000mAまで出力できるユニットがあり、このユニットを使えば、「LXK2-PWC4-0160」を、その最大定格電流である1,500mAでドライブすることができます。

 ただし、光束と寿命とはトレードオフの関係にあり、いたずらに電流値を上げると、きちんとした放熱対策を採らないと耐久性が大きく落ちることから、1,400mA以下でドライブすることにします。
(1,400mAでも1,500mAでも、明るさにはそれほど大差ないと思いますが)

2008/09/28

 某P社サマの「LED RING BULB」が、リニューアルしたそうです。
(2008年9月16日)
   ttp://www.piaa.co.jp/whatsnew/whatsnew_view?Info_ID=372
   (頭にhを付けてコピペしてください)

 今回も、「ランプメーカーが誇る技術力の結晶」を投入して、「最高・最強」だそうです。

 毎回、新製品が出るたびに、「いままでの『最高・最強』は何だったの?」というツッコミを入れたくなりますが、その「最高・最強」とやらの実力のほどは、こちら

#そろそろ、「最高・最強」だけは、取り下げられた方がよろしいかと。0xF9D1

 それは、さておき、

 恒例となりました、「超高輝度白色LEDエンジェルアイランプ」の製作を始めてみたいと思います。

〔余 談〕
 キドニーグリルと並んで、いまやBMWのアイデンティティーともなっている「エンジェルアイ」ですが、ちまたでは「イカリング」などという、何とも情けない名称で呼ばれています。

 この呼び方は、某「ファッション系チューニングショップ」が言い始めたらしいですが(某店店員が誇らしげに談)、こんなダサい俗称は一切使わず、工房では、本国と同様、「エンジェルアイ」(Angel Eye)と、スマートに呼ぶことにします。0xF9D1

 まずは、M3 Coupeのポジションランプ(スモールランプ)へのアクセスです。

White Angel Eye for M3 Coupe

 ヘッドランプユニット上部の、○内のツメ(2ヶ所)を、マイナスドライバー等で押し込むと、ポコッとカバーが外れます。

White Angel Eye for M3 Coupe

 ヘッドランプユニットの内部です。ロービーム側への導光管が見えます。

 熱による導光管(プラスチック製)の劣化保護のためか、放熱用として銅板が使われてます。
(なにか、こう、自作PCのようなノリ)0xF9C7

White Angel Eye for M3 Coupe

 点灯させると、光の導かれ方がよく分かります。

White Angel Eye for M3 Coupe

 ここまで見ただけで、いくつかの「ある重要な事項」が分かるのですが、分かるヒトには分かると思いますし、分からないヒトにはまったく分からないと思いますので、あえて書きません。

#このページは、某P社サマもご高覧いただけているようなので。0xF9D1

White Angel Eye for M3 Coupe

 M3 Coupe(E92)は、E60E90/E91とは異なり、H8タイプのバルブが使用されています。

White Angel Eye for M3 Coupe

 H8のバルブ形状に合わせて、今回は、φ15mmのアルミ棒(中実)を削り出すことにします。

2008/09/21
[ Car, Police ]

 今日から、「秋の全国交通安全運動」が始まりましたが、

 都内、某空港周辺の一般道を"巡航"中、いつになくカーケロが「ケロケロ」鳴くので、とりあえず"警戒"態勢。

 と、その時。

Many BMWs were Caught in the Trap

 なぜか道ばたにおぢちゃんが・・・。

 こっちを見てます、じ~っと。

 「へへ~、やっぱ格好イイでしょ? ビーエムダブリュー」0xF9F8

 とか言ってるばやいではなく、

Many BMWs were Caught in the Trap

 ゆる~い左カーブを走ったその先に、

Many BMWs were Caught in the Trap

 「特設サイン会場」0xF9BEはあるのでした。

#あぁ、Z3 Roadsterクンが・・・。0xF9D3

Many BMWs were Caught in the Trap

 なるほど~、これは見えん。

#つづいて、このE46クンもピットイン・・・。0xF9D3
(もしかして、BMWって、入れ食い?)

 今回の全国交通安全運動のスローガンは、

「やさしさが 走るこの街 この道路」

だそうです。

#こんな道を、時速50kmで走れっていうのは、ドライバーとってはやさしくないですが。0xF9C7

 皆さん、地球環境だけでなく、交通環境にもやさしく、法定速度を遵守して、安全・安心に走りましょう。0xF9C6

 以前に、少し書きましたが、

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 Hellaさんの「LEDデイタイムランプ」のフラットタイプです。(この他に、ラウンドタイプもあります)

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 LEDデイタイムランプユニットのアップです。

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 パッケージの外観です。

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 パッケージの内容物一式です。

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 LEDデイタイムランプユニットの大きさです。思ってたより、少し大きめです。

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 配線接続(その1)です。非常に簡単です。イグニッションONで電源供給される信号線と、ポジションランプの信号線を取ります。

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 配線接続(その2)です。イグニッションONで電源供給される信号線が取り出せない場合、パッケージ付属のリレースイッチを使います。

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 ドイツ本国における車両保安基準に基づく、取付位置の規定です。(当然、ドイツ語です)

Hella LED Daytime Running Lamp
(画像は、Hella KGaA Hueck & Co.さんから拝借)

 動作遷移です。デイタイムランプへの電源供給がONで、ポジションランプがONの時のみ、点灯するようにします。

2008/09/19

 台風0xF8A4が首都圏直撃コースを辿っている日の深夜、

Umihotaru Off-Meeting

 東京湾アクアライン、「海ほたるPA」に、

Umihotaru Off-Meeting

 密かに、ドイツの高性能車たちが集まりました。0xF9AD
(これで総額、6,000~7,000万円ぐらい、お馬さん2,400頭分ぐらいですか)0xF9C7

 しかも、そのオーナーたち全員が、元ARISTO乗り。
(あの時代は、もう、これとか、これくらい前なのですね、懐かしい)

 あの時代の試行錯誤があったからこそ、いまがあるのかな、などと思ったりします。0xF9C5

ALPINA B5 Supercharge

 普通の5シリーズっぽく見えますが、さにあらず。inoueさんの「ALPINA B5 Limousine Supercharge」。

 わざわざデコラインをレスオプションにして、ホイールも、ALPINA Classicから、BBS RS-GTに履き替えています。これぞ、究極の「羊の皮を被った狼」。

 この鮮やかなALPINA Blueがミラーに映ったら、道を譲りましょう。0xF9C7

BMW M3 Coupe

 よしきさんの「New M3 Coupe」。New M3の国内導入にあたり、第2便の船で届いたそうです。

 この方も、手先がとっても器用です。同じM3乗りの先輩として、よろしくお願いします。0xF9BD

Audi RS4

 ARISTO時代の師匠ともいうべき、カントン先生の「Audi RS4」。

 この方の影響により、DIY道を突き進むこととなりました。(しかも、同じ学校の大先輩だったりする?)0xF9C7

Audi RS4

 RS4は、標準でフロント「8ポット」のブレーキシステムが付くそうです。ひょえ~っ!!0xF9FC

Audi RS4

 この4つ足で、ヒタヒタ、ピタッ~と、吸い付くように走るんですね。

 純正品かと思ったのですが、プレートから型を取って、自作されたそうです。さすがっ!!0xF9CF

Audi RS4

 BMWは、イルミネーションがアンバーですが、Audiは鮮やかなレッドです。リアルカーボンのトリムや、アルミ削り出しのペダル類と相まって、スパルタンな雰囲気、ムンムンです。

 特徴的な異型ステアリングホイールは、Audi傘下の「Lamborghini Gallardo」と共通パーツとのこと。まさに「オトコの仕事場」。

 もの凄くハイクオリティーな質感は、さすがはAudiという感じ。0xF9C6

BMW M5 Individual

 juinさんの「M5 Individual」です。この方の「ブラック」への拘りは、尋常ではありません。

 通常のM5は、「ブラック・サファイア」というメタリック・カラーですが、このクルマは、Individualで、「ブラックII」というソリッド・カラーにしてあります。内装も、「ピアノ・フィニッシュ・ブラック」という、漆のような深い艶を持つウッドトリムに換えてあります。

 ちなみに、日本BBSのカタログに載っている写真は、この方のM5だったりします。

BMW M5

 今回初登場の、paopao8020さんの「M5」。工房謹製の「ホワイトエンジェルアイランプ」(最強バージョン)を装着していただいています。

 M5自体が珍しいですが、さらに珍しい「インテルラゴス・ブルー」という、目にも鮮やかなブルーが印象的です。
(B5と並べてみたかった~)

BMW M5

 内装色は、オフホワイト(っぽいグレー)。ブルーとホワイトのコントラストが素晴らしいです。ぜひ日光の下でも見てみたいです。0xF9CB

Melon-Pan Off-Meeting

 閉まっているとは思っていましたが、これがお目当ての「メロンパン」です。

Melon-Pan Off-Meeting

 いつも行列ができるぐらい、人気があります。0xF9F7

Umihotaru Off-Meeting

 いつもは、カップルや家族連れでごった返すところですが、さすがに今夜は、人っ子一人いません。(当たり前だ)0xF9C7

 帰りは皆さん、「風のように」去っていきました。(速過ぎっ!!)0xF9AB

 ほんとに、「走りを忘れられない大人たち」なんだなぁ。0xF9C7

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