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2010年1月 Archive
2010/01/17
[ Car, News ]

 ドイツ本国にて、クーペとコンバーチブルのフェイスリフトの情報が公開されました。

BMW 3 Series Coupe and Convertible Facelift (LCI)

N55 engine to the 335i

  • 3.0l
  • Single Turbo "TwinPower" Dual Scroll
  • 300HP and 300LB-FT Tq.
  • Improved torque band and overall engine responsiveness
  • Introduction of VALVETRONIC
  • All aluminum construction

Styling

  • Redesigned headlights (new shape and "graphics") -- Bi-Xenon standard
  • Adaptive Headlight and the Adaptive Headlight Range Control are optional
  • New tailight "graphics" (overall shape is unchanged)
  • New sideview mirror design
  • New front and rear bumper design which actually increase the overhangs to make the car look slightly longer
  • Wider kidney grill with a unique chrome surround design
  • Brighter LED "corona" rings (angel eyes)
  • Convertible with sun-reflective leather

Interior

  • New multifunction steering wheel
  • ConnectedDrive (including internet options in certain markets)

New Colors

  • Deep Sea Blue Metallic
  • Vermillion Red Metallic
  • Mineral White Metallic

BMW 3 Series Coupe and Convertible Facelift (LCI)

 気になる“光モノ”系の変更点ですが、

BMW 3 Series Coupe and Convertible Facelift (LCI)

 ヘッドランプ周りのデザインが変更され、下方向の外縁部が少し太くなり、目がパッチリしたように見えます。
(“眉毛”も、白く、太くなっています)

BMW 3 Series Coupe and Convertible Facelift (LCI)

 コロナリング(エンジェルアイ)が、5シリーズ グランツーリスモ同様、LED化され、リングもハッキリしています。

BMW 3 Series Coupe and Convertible Facelift (LCI)

 テールランプは、形状は変更されていませんが、すべてLED化されています。
(下半分の“白抜き”が無くなりました)

BMW 3 Series Coupe and Convertible Facelift (LCI)

 電気的な変更が無ければ(おそらく無いと思いますが)、M3 Coupe(のLCI前)にも流用できそうです。0xF9CE

 気になるM3 CoupeのLCIですが、リヤセクションは変更するとして、タマ数の少ないフロントセクションは、変更してくるかどうか・・・。

2010/01/16
[ Music ]

 行ってきました、O-SETSU-Yさんの「YMO再現ライブ」。

 今回は、1980年に行われたYMO初の国内ツアー、「テクノポリス2000-20」の再現です。

o-setsu-y01.jpg
(写真は、再現ライブ Vol.2の模様)

 坂本龍一氏、高橋幸宏氏、細野晴臣氏、の、なりきりさんに加え、当時のツアーをサポートをされていた、松武秀樹さん、橋本一子さん、藤本敦夫さんのお三方が、スペシャルゲストとして参加されました。

#今回は、会場内撮影禁止であったため、残念ながら写真はありません。
(それでも撮影していた小僧(だったオッサン)もいましたが)0xF9D1

 当時(?)のメンバーで、「夜のヒットスタジオ」のテクノポリス、ライディーンを再現したところは、YMOファンにとっては、まさに“感涙モノ”でした。アナログシンセの音色(ねいろ)に全身を包まれた、“至福の時間”でした。0xF9CB

 前半は、O-SETSU-Yさんの再現ライブで、会場全体、もの凄い盛り上がりでしたが、後半のゲストのライブは・・・。

#当事者のお二方のライブはともかく、ぜんぜん関係ないユニットが(以下、自主規制)。
(まばらな拍手が、すべてを物語っていたと思います)

 個人的な感想としては、賛否両論あるとは思いますが、後半がバッサリ無かった方が、本物のYMOらしく“潔い”感じで、より印象に残ったライブになったのではないでしょうか。

 そこだけが残念ですが、全体としてみれば、とてもクオリティーの高い、素晴らしいライブでした。O-SETSU-Yさんは、もはや「コピーバンド」というレベルを超えて、新たな領域(YMOクローン?)を開拓されたのではないかと思います。
(ちょっと偉そうなコメントですみません。素直な感想です)

2010/01/15
[ Car, Event ]

 早起きして、ヤ○キー車両の祭典、もとい、カスタマイズ&チューニングカーの祭典、「Tokyo Auto Salon」に行ってきました。

Tokyo Auto Salon 2010

 今回も特別招待券をお手配いただきましたjuinさん、たいへんありがとうございました。0xF9EB

 0xF99B「ラブレター フロ~ム カナ~ダ~ッ!!」

Airmail from Canada

 唐突な出だしですが、届きました。カナダはオンタリオ州、ロンドンから、航空郵便が。0xF8E6

ELM327 and MCP2551

 中央の28ピンのチップは、今回の主役、Elm Electronics社のOBD/RS-232Cインタプリタ、「ELM327」(32.50カナダ$)です。

 手前の8ピンのチップは、Microchip Technology社のCANトランシーバ、「MCP2551」(5.00カナダ$)です。CANバスの差動信号を、TTLレベルの信号に変換してくれます。

OBD-II Connector

 OBD-IIコネクタと、コネクタピンです。4ピンしか使いませんが、万が一のことを考えて、8ピン分買いました。

AE-UM232R

 秋月電子通商さんのUSB/シリアル変換モジュール、「AE-UM232R」(950円)です。

 USARTからのシリアル信号は、RS-232Cレベルに変換して入出力するのが一般的ですが、最近のPCは、シリアルポート(COMポート)を持っていないことが多くなっています。(うちのVAIOクン達も)

 そこで、USARTからのシリアル信号(TTLレベル)を、直接そのままUSBに変換し、ノートPCには、「バーチャルCOMポート」として接続することにします。

 AE-UM232Rは、FTDI Chip社のUSB/USARTインタフェース、「FT232R」を使っています。モジュールは、24ピンDIPサイズに収められており、とても扱いやすくなっています。
(FT232Rを“生”で使っても良かったのですが、フラットパッケージのピンのピッチ幅が細か過ぎて、ハンダ付けが面倒くさそうなので、950円で解決)0xF9C7

〔関連情報〕
   ・MCP2551 DataSheet
   ・FT232R DataSheet
   ・FT232R Virtual COM Port Drivers

 前回の続きです。

 最終的には、CANインタフェースを持っている「PIC18F2480」などを使って、スタンドアロンで動作するモジュールを作ることを目標としていますが、まずは小手調べとして、CANバス上に流れているデータを、ノートPCでロギングするツールを作ることにします。

 なぜにロギング・ツールから先に作るかというと、つぎのような理由に依ります。

 CANプロトコルでは、標準で用意すべきPID(Parameter ID)の他に、メーカーで独自にPIDを割り当てることができるようになっています。BMWでも、車載されている多数のモジュール対して、独自のPIDを割り当てているでしょうから、CANバス上に流れている膨大なデータの中から希望の情報を取り出すためには、どのPIDにどのような情報が割り当てられているのか、一つ一つ対照していく必要があります。

 いつも親切丁寧な「BMWカスタマー・サポート」のお姉さんに聞いても良いのですが、そんなこと教えてくれる筈もなく(当たり前だ)0xF9C7、独自に解析していかなければなりません。ほとんど全検索するぐらいの勢いで。

 初めて作る「PIC18F2480」のCANインタフェースの動作チェックをしながら、CANバス上に流れているデータのチェックをしていたのでは、どちらをデバッグしているのか分からなくなってしまいます。
(「PIC18F2480」の評価用ボードは、ボッタクリだし、DIYの精神に反するので却下)

 そこで、まずはノートPCに接続して、CANネットワークのデータを解析できる環境を作ることにします。

 CANバス上に流れているデータを吸い出すために、便利なチップがあります。カナダのElm Electronics社が開発・販売している、「ELM327」というチップです。

 このELM327を使うことにより、OBD-IIコネクタに出ているCANの信号を、RS-232Cのシリアル信号に変換することができます。

CAN to Serial Interface Circuit

 とりあえず、データシートにある標準回路をベースに、実験用の回路を作ってみました。

 回路を考えていた時に、気付いた点を一つ。

 ELM327のピンアサインを眺めていたところ、「何となく、PIC18Fファミリのピンアサインとよく似ているなぁ」と思っていたのですが、データシートをよくよく読んでみたところ(英文60ページ!!)、脚注に小さく、「ELM327は、PIC18F2x8xファミリのデバイスを用いています」との記述が・・・。
(なんだよ~、早く言ってよ~)0xF9C7

 当初、ELM327をテストベッドとして、(BMWの)CANネットワークの解析をしてから、PIC18F2480のCコンパイラ用のCANライブラリの勉強をしようと思っていたのですが(これがなかなか難儀そう)、ELM327をうまく使えば、後者を省くことができそうです。

 ということで、CANからRS-232CへのインタプリタとしてELM327を用いて、各種数値を視覚化するためのコントローラとして、一般的なPIC(PIC18Fファミリ等)を使うことにします。
(最終的に、モジュールの小型化を図る際には、PIC18F2480を使うかも知れませんが)

〔関連情報〕
   ・ELM327 DataSheet
   ・ELM327 QuickSheet
   ・ELM327 AT Commands