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オペラ「アイーダ」 ~カラカラ浴場~

2011/08/07

 「天使と悪魔」ツアーは、いったん小休止して、

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 ここは、ローマの南の端、「カラカラ浴場」(Terme di Caracalla)です。

 紀元216年ごろ、カラカラ帝によって造られた、古代の公衆浴場です。

 浴場部分だけでも、間口220m、奥行き100mもあり、一度に2,000人近い人たちが入れる広さがあります。

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 サウナ、冷水浴室、高温浴室などの施設を備えていたうえ、色鮮やかなモザイク床で覆われた豪華な内装を誇っていたとか。

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 他にも、風呂に入る前に汗を流すための運動場や集合広場といった様々な施設を持つ、巨大な社交場だったそうです。

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 真ん中に見えるのは、「ローマの松」です。

 日本の東海道の道沿いにも松が植えられていましたが、アッピア街道を始めとするローマの街道にも、松が植えられていたようです。

 といっても、日本の松からは想像もできないほど、不思議な形をしています。

 なんと言っても、その大きさ。日本の松の2~3倍ぐらいの高さがあるでしょうか。さらには、松ぼっくりが、ダチョウの卵(?)ほどの大きさがあります。デカイです。

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 今宵はここ、カラカラ浴場の舞台を使って、オペラの公演があります。

 演目は、「アイーダ」。ファラオの時代のエジプトとエチオピア、2つの国に引裂かれた男女の悲恋を描いたものです。ご存知の方も多いでしょう。

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 それにしても、2000年近くも前の人びとが集ったであろう同じ舞台を使ってオペラが観れるなんて、なんか、感動です。0xF9CF

#ちなみに、いまは、夜の8時過ぎ。オペラは9時からなのですが、ぜんぜんまだ明るいです。ローマの夜は長い。

 奥さんは、ヴィオラをやっているのですが、さっそくオーケストラ・ピットの方に消えていきました。本場のオペラ、興味津々のようです。

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 佳境に入ってきました。

 って、当然のことながら、すべてイタリア語なので、なに言ってるか皆目分かりません。0xF9C7

 日本でDVD観て予習は必須です。

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 公演が終わりました。

 暖色系のライトに浮かび上がる古代遺跡。なかなか幻想的です。

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 内部が見れました。かなり広いようです。

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 いや~、良かったです。ありがとう、奥さん。0xF9CF

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