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2013年6月 Archive
2013/06/30

 いきなり始まりましたこの企画

 「ホームシアターの構築」では、我が家に手作りでホームシアターを作ってしまいましたが、今度は家の中に“ゲームセンターを作ってしまおう”というものです。
(略して、「ホームゲーセンの構築」)

 どのようなホームゲーセンとなるか、乞うご期待っ!!0xF9CE

Base Frame

 ということで、まずはベースボードを製作します。

 いつものとおり、イメージを基に、ささっと図面を引いて、木材を加工してもらいました。NC加工により、寸分の狂いもなく仕上げられています。

 設置場所としては、直接目に触れるところではないので、シナ合板を組み合わせて使うことにしました。

Base Frame

 ベースボードの一部は、膝が当たっても痛くないよう、アールを付けて(角を落として)あります。

Base Frame

 確認のため、仮組みしたところです。

Base Frame

 第五世代のPS3(CEJH-10007、CECH-2500A)を仮設置したところです。

 放熱効果を高めるため、ベースボード上に直接設置するのではなく、15mmの“ゲタ”を履かせることにしました。

 ゲタの間隔は、PS3の底面にある4つのゴム足に、ぴったりはまる長さにしてあります。

 これにより、前後方向にはスライドさせることができますが、左右方向にはズレないようになっています。

Base Frame

 第一世代(初期型)のPS3(CECHA00)を仮設置したところです。

 こちらも、4つあるゴム足にぴったり合う間隔にしてあります。

 この“ゲタを履かせる”というアイデアは、ちょっとした思い付きからのものです。

 PS3の取扱説明書(クイックリファレンス)には、「壁などから10cm以上離して設置。密閉式のAVラックなど、熱のこもる場所に設置して使わないでください。」との記述があります。

 この注意書きに従えば、本体サイズにぴったり合うように設えたベースボード内に収容するのは、“もっての外”ということになります。

 実際、初期型のPS3は、高い確率で「YLOD」(Yellow Light of Death、基板のハンダ付けの熱劣化による起動不能障害)が発生しているようですが、これまでまったく不具合なく動いていた“貴重な”初期型のPS3が、ベースボード内に収容したばっかりに壊れてしまったのでは、元も子もありません。

 このYLODを防ぐためには(できるだけ起きないようにするためには)、「縦置きに設置する」というのが、有効な方法のひとつのようです。

 縦置きにすることによって、本体側面の廃熱効果(本体を横置きにして正面から見た時の、本体右側面の排気フロー)が改善されるようです。

 また、本体を裏返してみると、本体底面にも、吸気口として薄いスリットが開けられていることが分かります。
(初期型PS3の吸排気フローに関する詳しい解説は、こちらなどが参考となります)

 そこで、横置きの状態で、縦置きの吸排気フローを、「擬似的に模してみる」ことにしました。

 といっても、大して難しいことをしている訳ではなく、本体とベースボードとの間に枕木のような木材を敷いて、周囲の空気が無理なく吸排気されるような「空間」を稼いでいるだけです。

Base Frame

 とはいっても、間隔を開けただけでは心配なので、お得意の(?)、PCファンを使った強制空冷(廃熱)をすることにします。

 PCファンは、取付スペースの関係で、φ80mmのものを使います。

 このPCファンには、動作音の大きさによって(風量の大小によって)、究極静音タイプ/超静音タイプ/標準タイプ/高速タイプの4タイプがありますが、今回は最大の風量を得るために、高速タイプ(2,800rpm、41.15CFM、29.9dB(A))を選びました。

Base Frame

 このPCファンのフィンは、ゴルフボールのような「ディンプル」が、ランダムに刻まれています。

 これにより、風切り音の低減と風量の拡大を果たしている(そうです)。

#クルマのタイヤにおいても、トレッドパターンをランダムに配置することにより、走行ノイズの低減を果たしているものがあります。それと似たような感じですね。

Base Frame

 PCファンを取り付けたところです。

Base Frame

 第五世代のPS3の背後には1基、第一世代のPS3の背後には、発熱量を考慮して2基のPCファンを、排気方向に取り付けてあります。

Base Frame

 4基もの高速PCファンが同時に稼働すると、けっこうな“爆音”状態になりますが、背に腹は代えられません。
(これについては、別途、対策を採ることにします)

Base Frame

 “ゲタ”には、防振対策として、1mm厚のスポンジゴムを貼っておきます。
(安っすぃ~ゴムを使うと、経年変化で劣化して、本体のプラスチック部分と融着してしまうので注意)

 PS3の標準の状態では、10mm角のゴム足により、「点」で支えられていますが、帯状に切り出したスポンジゴムに替えることにより、「面」で支えるようにします。これにより、本体荷重を分散し、引いては不要振動を抑えることができます(たぶん)。

#西川のムアツ布団と同じような感じですね。(違うか)0xF9C7

Base Frame

 初期型のPS3とのクリアランスです。左右側面には、30mmほどマージンを取ってあります。

 本体右背面および本体右側面からの排気を、2基の高速PCファンで強制的に掃き出します。

#市販では、PS3本体にアタッチする(追加で取り付ける)タイプの冷却用ファンが出ていますが、このような結果が・・・。下手に本体に余計なモノを取り付けて、緻密に計算された吸排気フローを乱してしまうよりは、“素直な方法”の方が、効果が高いようです。0xF9CE

(つづく)

2013/06/22

 前回までで、ほぼ完成しているはずなのですが・・・、

 さらなる冷却性能向上を目指して、サイドパネルにPCファンを追加することにしました。

nvidia01.jpg

 こちらが、CoolerMaster、「CM 690 II Plus NVIDIA Edition」のサイドパネル。
(この加工用に、購入後、保護フィルムを貼ったままにしてありました)

 標準モデルの「CM 690 II Plus」には、サイドパネルにPCファン用の開口部が2ヶ所ありますが、「NVIDIA Edition」には、nVIDIAの大きなロゴが入っているため、それらがありません。

 ということで、PCファンを取り付けるため、開口部を切削することにします。

nvidia02.jpg

 まずは、こちらが今回取り付けるPCファン、親和産業の「GF-1225PWM28AO」(PWM制御のもの)です。

 これまで、本体上面、前面、下面には、140mmのPCファンを使っていましたが、今回は、取付スペースの関係で、120mmのものを使います。

 これまた同様、標準の青色LEDから、日亜化学の高輝度緑色LEDに置換しておきます。

nvidia04.jpg

 フィンの保護と、埃の侵入を防ぐための「グリルガード」(4.50ドル)です。

nvidia02.jpg

 開口部を切削するための「自在錐」(じざいきり)です。

nvidia03.jpg

 切削予定位置に、正確に罫書きます。

nvidia04.jpg

 フライスマシンを使って、慎重に切削します。

nvidia07.jpg

 切削した部分は、棒ヤスリを使って、バリを取っておきます。また、錆防止のため、タミヤの「ペイントマーカー」(フラットブラック)を使って、タッチアップしておきます。

nvidia08.jpg

 とりあえず、切削完了。

2013/06/15

 ライセンスランプカーテシランプトランクルームランプに引き続き、ルームランプもLED化します。

LED Room Lamp

 Porscheの標準状態のルームランプです。

LED Room Lamp

 裏側です。

 基本的には、BMWの時と同じような作りです。

LED Room Lamp

 とりあえず、バラバラに。

 中央のルームランプには、長さ41mmの「フェストンタイプ」(舟形、両口金)の電球、左右のマップランプには、T10の「ウェッジタイプ」の電球が使われています。

LED Room Lamp

 基板上に、LEDをハンダ付けします。

 縦横狂わず、綺麗に整列してハンダ付けするためには、ちょっとしたコツが必要となります。

 LEDは、全部で18発、発光点は、都合54個になります。

LED Room Lamp

 裏面です。

 チップCRDをハンダ付けします。

LED Trunk Room Lamp

 18発のLEDは、定格電流に近い「18mA」でドライブしており、かつ基板上に高密度に実装しているため、前回同様、アルミヒートシンクを使って放熱させます。
(左側の、30×30mmのものを2個使います)

LED Room Lamp

 フライスマシンを使って、アルミヒートシンクを所定の大きさに切り出し、「固まる放熱用シリコーン」を使って基板に固定します。

LED Room Lamp

 中央部分にLEDを固定する際に、フェストンタイプの電球の接点が邪魔になるため、ハンダを溶かして取り除きます。

LED Room Lamp

 リフレクターの内部に、LEDを固定します。

LED Room Lamp

 左右のマップランプには、カーテシランプの時と同様、ウエッジタイプのLEDランプを組み込んであります。
(そのままの長さだとクリアカバーと干渉するため、短縮加工してあります)

LED Room Lamp

 クリアカバーを元に戻して完成です。

LED Room Lamp

 ということで、ルームランプとマップランプのLED化、完了。0xF9C6

1 Related Entries
2013/06/09

 今朝は早起きして、一路、箱根へ。

Ohakone Off-Meeting

 途中、横浜新道から湘南に掛けて、黄色い跳ね馬とランデブー走行など。0xF9CF

#同じ黄色でも、ソリッドではなく、メタリックなイエローで、上品な感じでした。

Ohakone Off-Meeting

 峠を一気に駆け上がり0xF9D8、大観山。

#残念ながら、今日は富士山は拝めませんでした。

Ohakone Off-Meeting

 996 Turbo先輩とのツーショット。

Ohakone Off-Meeting

 この角度からが、好き。0xF9CB

Ohakone Off-Meeting

 そうこうしているうちに、bk*さん登場。

 その向こうには、オレンジ色の雄牛が。

Ohakone Off-Meeting

 その後、十石峠にて、皆さんと集合写真。0xF8E2

 皆さん、どれ一台を取ってみても、同じカテゴリーのクルマはありません。ぜんぜん、バラバラ。0xF9C7

#唯一の共通項は、「クルマ好きが乗りそうなクルマ」というところでしょうか。

Ohakone Off-Meeting

Ohakone Off-Meeting

Ohakone Off-Meeting

Ohakone Off-Meeting

 私は、諸般の事情により、途中で皆さんとお別れして、少し早めに帰路へ。

 十国峠レストハウスといえば、「十国峠そば」が定番ですが、なにやら新作(?)が出ていたので、それにしました。「西伊豆しおかつおうどん」です。0xF9F1