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人体検知によるドラレコ電源制御回路の製作(9) - リアカメラの取付

 またも、間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

 ダッシュパネルトリムに評価機が取り付けられたところで、フロントおよびリアウィンドウに、ドライブレコーダーを取り付けます。

 ドライブレコーダーは、DataSystemさんの「DVR3000」の改造版です。

#しばらく放ったらかしにしていたところ、いつの間にか“販売終了”となっていて、間もなく4kモデル(DVR3400)が発売される模様です。0xF9C7

 順番が逆になりますが、まずは難易度の高い、リアから取り付けます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 はじめに、ドライブレコーダーの取付ステーを固定します。

 左右シンメトリーな映像とするため、カメラ本体は、リアウィンドウのちょうど中央に設置します。

#余談ですが、エンジン中央(軸中心)と車両中央とが、微妙にずれていることが分かります。これが、エンジンの回転による捻れの力を考慮したものなのかは、分かりません。0xF9C7

DataSystem DVR3000, Audi R8

 Porsche 911の時は、リアウィンドウの中央にマークが付いていたのですが、Audi R8は、目印となるようなものがありません。

 仕方がないので、フロントの時と同様、特製の台紙を使って、取付ステーの位置を、精確に割り出しておきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 マークした位置に、取付ステーを、付属の両面テープで固定します。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 つづいて、配線の引き回しです。

 5ヶ所のトルクスボルト(T-30)を外し、センターパネルを取り外します。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 2ヶ所のクリップと、1ヶ所のトルクスボルト(T-30)を外し、右側上部のパネルを取り外します。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 右側上部のパネルは、リアゲートのガスダンパー(ガススプリング)を外さないと、取り外せません。

 ガスダンパーは、ボールジョイントの部分にある「Cリング」を取り外すと、フリーにすることができます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 取付ステーを固定します。

 電源ケーブルとセキュリティLED用のケーブルは、リアゲートのフレームとガラスとの隙間に、押し込んでいきます。

 2本のケーブルには、異音対策として、tesa製の「ケーブルハーネス用フリース粘着テープ」を巻いておきます。

 さらに、2本のケーブルがセンターパネルと接触する部分には、Porscheの時と同様、「エプトシーラー」(発泡ゴム)を巻いておきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 2本のケーブルを、純正のケーブルハーネスに沿わせて引き込み、インシュロックで固定していきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 6ヶ所のボルトを外し、右側下部のパネルを取り外します。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 目的の部品が見えてきました。車室とエンジンルームとを隔てる、“隔壁”です。

 Porscheの時と同様、ゴムブーツのところから、純正のケーブルハーネスに沿わせて、2本のケーブルを車内に引き込みます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 さて、いよいよ、今回ひとつ目の難関です。

#以前の、Porsche 911の時の配線引き回しと同様です。

 15ヶ所のトルクスボルト(T-30)を外し、リア右側のホイールハウジングライナーを取り外します。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 目的は、この6Pのコネクタです。

 リヤ右側のテールランプユニットに接続されています。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 テールランプユニットのブロックダイヤグラムです。

 「ブレーキランプ信号」は5ピン(白)、「スモールランプ信号」は4ピン(白/赤)から取り出せることが分かります。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 純正の配線に割り込む場合、理想としては、純正の配線を傷付けないよう、コネクタを分解し、ピンを引き抜いてから分岐させます。

 しかし、この6Pのコネクタは、防水カプラとなっていて、ピンを引き抜くことが難しくなっています。

 仕方がないので、配線の被覆をワイヤストリッパで3mm程度剥き、ハンダ付けした後、「電気絶縁テープ」(住友3M製)で絶縁しておきます。

 なお、配線は、自動車用の「耐熱コード」(古河電工製)を使っています。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 引き出した2本の配線は、「耐熱ビニールチューブ」(φ4mm)を通して、保護しておきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 純正のケーブルハーネスに沿わせて、tesa製の「耐熱粘着テープ」で固定していきます。

#エキゾースト近傍のためか、純正のケーブルハーネスも、通常の「フリース粘着テープ」や「インシュロック」ではなく、「耐熱粘着テープ」を使っていたため、それに倣っています。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 テールランプユニット上部まで立ち上げ、純正のケーブルハーネスに沿わせて、インシュロックで固定していきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 今回、ふたつ目の難関です。

 「シルパネルトリム」、「ラウドスピーカートリム」、「バックパネルエンドトリム」を取り外し、「Cピラートリム」を取り外すと、「ゴムブーツ」が見えてきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 純正の状態に傷を付けるのは避けたいところですが、仕方がないので、加工します。

 ゴムブーツに、鋭いカッターを使って、8mm程度の切り込みを入れます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 太めの針金を「呼び線」として使い、3本のケーブル(電源ケーブル、セキュリティLED用ケーブル、ブレーキ/スモールランプ信号ケーブル)を貫通させます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 3本のケーブルに、フリース粘着テープを巻き、純正のケーブルハーネスに沿わせて、インシュロックで固定していきます。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 サイドシルの部分も、純正のケーブルハーネスに沿わせて、インシュロックで固定していきます。

#純正とまったく同じ処理のため、後から見られても、まさか素人がやったとは、思われないことでしょう。

Drive Recorder, Security Circuit, Audi R8

 「シルパネルトリム」は、5ヶ所のクリップで固定されています。また、4ヶ所のツメがあるため、割らないように注意します。

DataSystem DVR3000, Audi R8

 Aピラーのロワートリムで立ち上げ、ダッシュパネルトリム下部まで引き回します。

Drive Recorder, Security Circuit, Audi R8

 ケーブルを、終端します。

 ダッシュパネルトリムを戻した際に、カタカタ音がしないよう、フリース粘着テープやインシュロックを駆使して、厳重に異音対策を施しておきます。

(つづく)

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