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Full-Map GPS Radar Detector Archive

 ということで、前回の続きです。

Full-Map GPS Radar Detector

 さっそく、とあるルートを経由して、「評価版」が届いちゃいました(謎)。

 取扱説明書をさらっと読むと、

・本カード1枚につき、レーダー探知機(対象機種)1台のみアップグレード可能です。
・アップグレード可能回数は、1回のみです。

との記載があります。

 なにやら、「コピーワンス」のようなプロテクトが掛かっているようです。

 んが、まぁ、そこはソレ、なにはナニな訳です(謎)。

 昨年の9月、M3 Coupeの納車と合わせ、最新型のレーダー探知機、「FM412si」を、格安価格にて購入した訳ですが・・・。

 当然ながら、つぎつぎに最新モデルは出る訳で、現時点では、「オービス実写警報搭載フルマップレーダースコープ」(FM414si)が登場(近日発売予定)しています。

 まぁ、必要十分な機能が備わっていれば、最新型には拘りはないのですが、「こういう供給方法もあるんだなぁ」ということで、お知らせいたします。

Full-Map GPS Radar Detector
(画像は、YURITERUさんより拝借)

お持ちのFMシリーズが最新のオービス実写警報機能搭載に生まれ変わる!!
フルマップレーダースコープ アップグレードソフト 【FMSD0902】 販売開始

(2009年2月23日:YUPITERU)

 お使いのフルマップレーダスコープ レーダー探知機を実写警報機能搭載のフルマップレーダスコープにアップグレードします。

 FM111si/YF111si/FM412si/ZF910si専用のアップグレードソフトとなり、FM113si/FM414si/ZF915si相当の機能にアップグレードします。

 公式HPのみの販売で、価格は10,500円(ユピテルity.クラブ会員は9,450円)。

 これで、ボッタクリ価格の某「ファッション系チューニングショップ」などで、わざわざ追い金払って付け替えなくてもよくなった訳です。0xF9D1

 またも、だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

Full-Map GPS Radar Detector

 レーダー探知機の電源と、ドライブレコーダーの電源とを、まとめて取ることにしました。

 2つの製品に付属のハーネスに、エーモンさんの「電源取り出しヒューズ」を組み合わせ、専用のハーネスを製作しました。
(長さ:約1.8m)

 エーモンさんの電源取り出しヒューズには、5Aのヒューズが付いていますが、ドライブレコーダーに付属の、3Aのヒューズに取り替えておきます。
(エーモンさんのは、しょぼいヒューズボックスなので、ドライブレコーダーに付属のものに、ヒューズボックスごと取り替えました)

 ケーブルは、ハンダできちんと接合し、熱収縮チューブ(φ4mm)で絶縁しておきます。また、ケーブルは、耐熱ビニールチューブ(φ5mm)に通して保護しておきます。
(ケーブルを保護するのが目的ではなく、車体側に結束バンドで固定することにより、走行中のカタカタ音を防止するのが目的です)

 タイムコストに追われる某「ファッション系チューニングショップ」などでは、ここまで手の込んだことはしてくれないでしょう。

 ということで、取り付けです。

Full-Map GPS Radar Detector

 青色の部分にある嵌合を意識しながら、インテリアトリムを、左側から徐々に外していきます。

Full-Map GPS Radar Detector

 青色の部分あるツマミを回して、カバープレートを外します。

Full-Map GPS Radar Detector

 専用のハーネスを、配線します。

Full-Map GPS Radar Detector

 イグニッション電源およびグランドを接続します。

Full-Map GPS Radar Detector

 青色の部分にあるトルクスボルト(T20)を外します。

Full-Map GPS Radar Detector

 ジャンクションボックスを、両面テープで固定し、電源ケーブル、アンテナケーブル、ディスプレイケーブル、スピーカーケーブルを接続します。

Full-Map GPS Radar Detector

 スピーカーは、この位置に、両面テープを使って固定しました。ドライバー側に向いているので、くぐもることなく、明瞭に、アナウンスを聞き取ることができます。

 だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

Full-Map GPS Radar Detector

 Aピラー上部の「AIR BAG」のプラスチックプレートを、マイナスドライバーで外します。

 プレートの裏に、T20Hのトルクスボルトが隠れているので、外します。

Full-Map GPS Radar Detector

 Aピラーのカバーを外します。
(青色の位置に嵌合(プラスチッククリップ)があります)

 フロントガラス中央から、フロントガラスの縁を沿わせて、配線を通します。

 配線は、エアバッグが展開した時にも邪魔にならないよう、純正の配線と一緒に、電気用のビニールテープで束ねておきます。

Full-Map GPS Radar Detector

 ダッシュボード側面のカバーを外します。
(青色の位置に嵌合があります)

 側面にできた穴を使って、配線をダッシュボード下部に落とします。

 配線は、そのままにしておくと「カタカタ音」の原因となるため、純正の配線と一緒に束ねておきます。

Full-Map GPS Radar Detector

 レザーブーツの縁をつまんで、上側に引き上げて外します。

 つづいて、M-DCTのシフトレバーを、上側に引き上げて外します。
(イルミネーションの配線が付いているため、あまり勢いよく引き上げないように)

Full-Map GPS Radar Detector

 センターコンソールのパネルを、後ろ側から、少しずつ引き上げていきます。

Full-Map GPS Radar Detector

 取り外せました。

 E60の時と比べると、あっけないほど簡単です。これもコストダウンのためでしょうか。

Full-Map GPS Radar Detector

 センターコンソールの部分を拡大したところです。

 本来であれば、青色の位置に、シガーライターソケットのコネクタがあり、ここからアクセサリー電源が取り出せたはずなのですが、「ノンスモーカー・パッケージ」の場合には、ご丁寧にも、配線すら省略されていました。

 かなり、コストダウンが図られているようです。多芯ケーブルを共通化するよりも、省略した方が安く付くということでしょうか。
(ちなみに、E60の場合は、こんな感じでした)

 目論見が外れたので、作戦変更です。

 納車に合わせ、フルマップGPSレーダー探知機を購入した訳ですが、

Full-Map GPS Radar Detector

 はじめに、フルマップGPSレーダー探知機のプロモーションビデオをご覧ください。

Full-Map GPS Radar Detector

 こちらが、YUPITERUさんのフルマップGPSレーダー探知機、「FM412si」です。この7月に発売となったばかりの、最新モデルです。
(希望小売価格:オープン、購入価格:33,500円)
(某・大手カー用品店での販売価格:52,800円+取付工賃:6,300円)

 YUPITERUさんのレーダー探知機は、「指定店専用モデル」というものがあり、この「FM412si」にも、「ZF910si」というモデルがあります。

 外見上は、フレームの一部がシルバー(FM412si)かブラック(ZF910si)かの違いでしかなく、性能上も「まったく同じ」(YUPITERUさん確認済み)です。

 両者の違いを敢えていうなら、ZF910siでは、レーダーユニットが防水タイプとなっていることから、車外にも設置することができるということぐらいでしょうか。

 レーダー波の探知能力もユーザインタフェースもまったく同じであるならば、指定店で「ボッタクリ価格」で取り付けるより、自分で楽しみながら取り付けた方が、遙かにお得です。
(某「ファッション系チューニングショップ」では、64,000円(取付工賃込み)もするようです)0xF9D1

 能書きはこの辺にして、さっそく取り付けです。

Full-Map GPS Radar Detector

 まずは、GPSアンテナ(およびレーダー波アンテナ)ユニットの取付位置の選定です。

 M3 Coupeには、前車530i M-Sportと同様、純正オプションの「クライメート・コンフォート・ウインドスクリーン」(24,000円)を装着しました。

 この「クライメイト・コンフォート・ウインドスクリーン」とは、いわゆる「赤外線反射合わせガラス」のことで、真夏の炎天下に停車していても「ジリジリしない」という大きなメリットがあります。

 その一方で、2枚のガラスの間に微細な金属粒子を蒸着した薄い被膜が挟み込んであり、この金属被膜がGPSや各種レーダー波を弱めてしまい、肝心な「レーダー探知機を機能させなくしてしまう」というデメリットがあります。

 フロントガラスにおいて、唯一、金属被膜が挟み込まれていないのは、フロントガラス中央のレインセンサーユニットを中心とした「U字型」の部分のみとなっています。
(画像では分かりづらいのですが、マスキングテープの上の、薄~く筋が入っているところの上側の部分です)

 この部分に、アンテナユニットを取り付けることにします。

Full-Map GPS Radar Detector

 GPSアンテナ(およびレーダー波アンテナ)ユニットを取り付けたところです。

 取り付けには、前車530i M-Sportからキャリーオーバーした、ETCアンテナ用の取付ステーを利用しています。

Full-Map GPS Radar Detector

 レーダー探知機本体は、この位置に取り付けました。

 付属の取付ステーを使っていますが、少し加工して、レーダー探知機本体が微妙にドライバー側に向くよう、工夫してあります。また、走行による振動でもブレることのないよう、複数のポイントで支持するよう、工夫してあります。
(はたして、タイムコストに追われる某「ファッション系チューニングショップ」などが、ここまできめ細かく気を配ってくれるかどうか・・・)0xF9D1

 さて、ポイントは、どこから動作用の電源(+12V)を取り出すかです。

Center Console Storing Partition Cover

 M3 Coupeは、「ノンスモーカー・パッケージ」仕様としたため、センターコンソール内にある「シガレット・ライター・ソケット」(図中13番)が装着されていません。
(通常は、「アッシュ・トレイ」(図中10番)が装着されていますが、ノンスモーカー・パッケージでは、「グラス・トレイ」(図中8番)が装着されており、「シガレット・ライター・ソケット」自体が省略されています)

 ただし、「シガレット・ライター・ソケット」までの電源は配線されているため、このソケットのコネクタを上手く流用すれば、車体側のハーネスに一切細工を加えることなく、電源を取り出すことができるはずです。