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Car Archive
2005/12/11

 2005年8月27日~28日の2日間、「富山巡礼の旅」に行って参りました。

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 SOARISTO号の隣りは、前日に納車となったばかりのtom_ari号。

 この時点では、日本にまだ10数台しかデリバリーされていない、正真正銘の「M5」(車両価格:1,330万円~)です。0xF9CB

 富山と言えば、行き先はもちろん、F1をはじめ、数々のレースシーンに世界最高水準のホイールを供給し続ける、「日本BBS」さんです。
(正確には、その製造元である「ワシマイヤー」さん)

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 今回は、juinさんとtom_ariさんのお取り計らいで、日本BBSさんの常務取締役じきじきにご案内いただけることになりました。

 技術屋の端くれとしては、これまで履いてきた「Super-RS」や「LM」が、どのような環境で作られているのか、とても興味があるところです。

 また、日本BBSさんのプレスリリースでは、このほど国内最大級の「9,000トンプレス機」が完成したとのこと。これは見逃すわけにはいきません!0xF8F2

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 残念ながら、機密保持の関係で工場内の設備を撮影することはできませんでした。

 ということで、展示されていた「芸術品たち」をパチリ。0xF8E2

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 皆さん、これが何だか分かりますでしょうか?

 これぞ、世界に冠たるBBSホイールの原点なのです。0xF99F

 正解は、「糸巻き」です。

 糸巻きといっても、工業用の繊維を巻き取っておくためのものです。

 糸は常に一定のテンションで引っ張っておくため、糸巻き本体には相当な負荷が掛かります。しかし、20数年前の当時には、この高負荷に長時間耐えうる糸巻きがありませんでした。

 そこで、鉄器などの金属加工の盛んな富山にある「とある工場」(こうば)が、自ら培ってきた「鍛造」(たんぞう)という技術を応用して、非常に耐久性の高い糸巻きを開発、完成させました。

 一気に市場を寡占するに至りましたが、その耐久性ゆえ(軽く10~20年は保ってしまう)、しだいに取り引き数が少なくなってしまうという結果となりました。その工場では、この鍛造技術を何とか他の製品に活用できないものかと、頭を悩ませていました。

 一方、彼の地、ドイツでは、二人の技術者が、軽量かつ強靱で、耐久性に優れた自動車用ホイールの開発を進めていました。しかし、当時のドイツ国内には、二人の条件を満たせる金属加工技術が無かったため、その技術を求めて世界中を探し回ってていました。

 やがて、二人の技術者の熱き思いと、日本の優秀な金属加工技術が強く結びつき、世界最高峰の軽量ホイールが完成することになるのです。0xF9A0

 この辺りについては、「日本BBS物語」という書籍に詳しく紹介されています。

#記憶を頼りに書いているので、ちょっと違うところがあるかも知れません。

 ということで、「BBS」というとドイツのメーカーっぽいですが、ホイールは日本で作っているのです。
(一部のホイールはドイツでも作っていますが)

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 もひとつ、パシャっと。0xF8E2

 何やら、どこかで見掛けたようなホイールがいくつか。

#歴代GT-R、NSX、impressa、etc.

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 右手前は、BMW純正ホイール(オプション)。

 中央は、Ferrariのテンパータイヤ用ホイール。

#Ferrariは、スペアタイアも鍛造なのです!0xF999

 左手奥は、TOYOTA F1用ホイールです。

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 TOYOTA F1に供給している「マグネシウム鍛造ホイール」(通称:マグ鍛)です。

 実際に手に触れることができました。

 片手ではちょっと怖い(お値段不明)ので、両手でおそるおそる持ち上げてみると、これが拍子抜けするくらい軽いのです!0xF9CF
(女性でも、手の平に載せたまま持ち上げられるくらい)

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 注目はその内部。0xF8F2

 単なるラフメッシュスポークではなく、メッシュの間が、さらなる軽量化のために「肉抜き」されているのです。

 強靱で力学的なバランスの取れたBBSホイールだからこそできる技ですね。

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 ここで、ホイール当てクイズ!

 世界の超弩級スーパーカー&スーパーサルーンの足です。
(すべて20~21インチクラス)

#これだけで小型車が買えそう。0xF9C7

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 暮れゆく日本海、海岸べりに佇むE60ブラザーズ。

〔おまけ〕

  • BBS ... 二人の創業者、Heinrich Baumgartner(ハインリヒ・バウムゲルトナー;現社長)とKlaus Brand(クラウス・ブラント;現副社長)、そして創業の地、Schiltach(シュルタッハ;ドイツ南西部の町)の頭文字に由来。
  • BMW ... ドイツ語読みは「ベーエムヴェー」。Bayerische Motoren Werke(バイエリシュ・モトーレン・ヴェルケ)の略。日本語に訳すと「バイエルンエンジン製造会社」。
  • KKK ... ドイツのターボチャージャーメーカー。Kuehnle(クーンレ)、Kopp(コプ)、Kausch(カウシュ)の頭文字に由来。
2005/12/10
[ Car, Tips ]

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 あれっ? M-Sportって、リヤスポイラーがブラックアウトされてましたっけ?0xF8F2

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 違う角度から、パシャッ。0xF8E2

 ぬぉっ、ルーフもブラックアウトされているぞ!

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 しかもカーボン?0xF9CF

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 ってことで、M3 CSL風(M6風?)に、ルーフ全面、B・Cピラー、リヤスポイラーにカーボン調シートを貼ってみました。

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 使用したカーボン調シートは業務用のもので、一般に市販されているシートより伸縮性があり、かつ屋外耐候性3年のものです。

 この「3年」というのは、“3年しか保たない”という意味ではなく、“直射日光(紫外線)に連続3年間さらされたとしても、ある一定以上の性能を保てる”という意味です。

 ということで、いつもは屋根付きのガレージに保管しているので、実効上はなんら問題はありません。0xF9C5

 単なるブラックアウトではなく、カーボン調の微妙な風合いがいい感じです。一見、次期Sクラスのオプションにあるグラスルーフ風にも見えます。

 賛否両論あるとは思いますが、飽きたら剥がせばまた元通りにできるのもポイントです。0xF9CE

 今回は、難易度が非常に高いため、施工は、「GTSマーキング」さんというところにお願いしました。

 この業者さん、数々のレース車両やオートサロンなどの展示車のカラーリングを手掛けているプロ中のプロです。工房でも、かなり以前から、「ALPINA風デコラインの製作」や「Supuraブレーキシステムの移植」(キャリパーのロゴ)などでお世話になっています。

 特にすごいのは、ルーフが、継ぎ目のまったくない「一本貼り」になっていることです。天頂部から、ヒートガンで暖めながら、手で四方八方に少しずつ伸ばし、緩やかなアールに完全に密着させていきます。

 ドルフィンアンテナの部分も、小さく穴を空けて、少しずつ実物に合わせながらカットし、隙間なく完全にフィットさせてしまいました。ほとんど、神業を見ているようでした。

 気になるお値段ですが、ルーフ全面が**,***円、B・Cピラーが**,***円、リヤスポイラーが**,***円でした。
(過去のメールが吹っ飛んでしまったので、現在サルベージ中)

〔参考情報〕
   ・GTSマーキング
   ・完全オリジナルカーボン柄シート

2005/12/04

 「エンジェルアイランプ製作」でも少しお話しました、都内某超高層マンションの地下駐車場に収蔵されているクルマ達についてご紹介します。

#「光」が足りないので、若干ピンがあまくなっています。

 まずは地下1F。

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 右側は、先ごろ国内デビューしたばかりの「LEXUS GS450」、車両価格(630万円~)。

#これくらいは、まだまだ子供だましということで。0xF9C6

 ちなみに、左側は、「BMW 530i Touring」、車両価格(762万円~)。

#BMWを高いととるか、LEXUSを安いとみるかですが、少なくともBM乗ってるヒトは、LEXUS買わないでしょうねぇ、きっと。0xF9D1

 つづいて地下2F。あまりにもふつ~に置いてあったので、マイチェン後のNSXかと思いきや、

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 「Ferrari 360 modena」、車両価格(1758.8万円~)。

#あのぉ、立駐でいいんですか。0xF9C7

 つぎです。奥まった一角にひっそりと佇む、端整な後ろ姿。

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 「Ferrari 456」、車両価格(2475万円~)。

#ここはCORNESの倉庫ですか。0xF9C8

 薄暗~いダンジョンをさらに進むと、借り上げ一等地に「コウモリ」が棲んでいました。

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 「Lamborghini Murcielago」、車両価格(2677.5万円~)。( 「ムルシエラゴ」と読みます)

   型式:    6.2リッター、V12気筒
   最高出力: 580PS/7,500rpm
   最大トルク: 66.3kgm/5,400rpm
   最高速:   331km/h
   0-100km/h加速: 3.8sec

#銀座8丁目のショールームでしか見たことなかったんですけど。0xF9C8

 さらに最深部、地下3F。お~っと、ここで中ボスの登場です。

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 「Bentley Continental GT」、車両価格(2089.5万円~)。

   型式:    6リッター、W12気筒、ツインターボチャージャー
   最高出力: 560PS/6,100rpm
   最大トルク: 66.3kgm/1,600rpm
   最高速:   318km/h
   0-100km/h加速: 4.8sec

#「W12」というのは、「V6を2個付けときました~」という意味です。

 わずか1,600回転で最大トルク、まさに化け物。0xF999

 ちなみに、奥にちょこっと見えているのは 「Jaguar Super V8」、車両価格(1,360万円~)。

 さぁ~て、いよいよここで、この「空中庭園」を守る大ボスの登場です。ここまで来るには、かなりの経験値を要します。0xF9F8

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 大ボスには、専用の区画が割り当てられています。(駐車場代だけでも、ワンルームが借りられそう)

 「MAYBACH 62」、車両価格(5210.1万円~)。

   型式:    5.5リッター、V12気筒、水冷インタークーラー付ツインターボチャージャー
   最高出力: 551PS/5,250rpm
   最大トルク: 91.8kgm/2300~3,000rpm
   車両重量: 2,800kg
   乗車定員: 4名
   タンク容量: 110L

#最大トルク91.8kgmって、ドライブシャフトがネジ切れないんかい。0xF9FC

 62とは、クルーザーの大きさを示す意味からきたもので、この場合は全長が6.2mあるということです。

 この個体、実は会社の近くで見たことがあります。たまに、歌舞伎座の真ん前にどか~んと駐まっていることがあります。(もちろん運転手付き)

 いや~、あるところにはあるんですねぇ。0xF9C7

 今回の写真には収められませんでしたが、ある一角がすべて「Mercedes-Benz」で占められているところもありました。(YANASEの倉庫かと思いました)

 もちろん、「Porsche」軍団も。

 あまりのハイレベルぶりに、そこかしこに駐めてあるCELSIORが、COROLLAのように見えてしまいました。

 この地下ダンジョン、もとい、地下博物館にクルマを駐めるためには、まずは輸入車であること、国産車の場合は、最低でもCELSIOR以上であることが必須かも知れません。恐るべし。0xF9D1

 ちなみに、某超高層マンション(地上高約180m)からの眺めです。

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(注)航空写真ではありません。(ベランダからの眺めです)0xF9C7

2005/12/01
[ Car, Movie ]

 海外のサイトをググっていたら、すんごい映像を発見してしまいましたっ!0xF8F2

 ドイツ本国、Nurburgringで行われているM5 Ring-Taxiの映像です。

 BMW Motorsportの公式HPでは、コースの一部しか観れませんでしたが、この映像では、全周回分(約10分)を観ることができます。 

 ハンドルを握るのは、BMW Driver Trainingのインストラクターを務める、Sabine Michelleさん(女性!)です。0xF992

 コースはNordschleife(ノルドシェライフ)、ニュルの北コースといわれているところです。

 このSabine嬢、ニュルを毎年1,000回以上も走っているそうです。

 ドイツ語なので会話の内容は分かりませんが、軽口をききながら軽々とハイスピードでコーナーを抜けていくそのテク、惚れ惚れしてしまいます。0xF9CB

 木立の中、スキール音を響かせながら、ドリどりドリ~っとな。0xF9CF

 ドイツに赴いた際には、一度は行ってみたいですね。0xF995

 プレステでは味わえない、生の映像をお楽しみください。

【BMW M5 Ring-Taxi Driven by Sabine】
   ・http://video.google.com/videoplay?docid=-1940168381011476709
【BMW Motorsport】
   ・http://bmw-motorsport.com/ring-taxi/en/
   ・http://ring-taxi.bmw-motorsport.com/ring-taxi/en/home/pop_video_isdn.html

#アクセスが集中した場合、正常に表示されない場合があります。

2005/11/30
[ ALPINA, Car ]

 先日、iDriveのバージョンアップのため、Nicole BMWさんに行ってきました。

 んで、整備場を覗いてみると、0xF8F2

 な、な、なんとっ! B7 Superchargeが置いてあるではないですかっ! しかもふつーに。0xF9CF

 恐るべし、Nicoleさん。0xF9CB

ALPINA B7 Supercharge

 ちなみに、

   車両本体価格:20,580,000円
   http://www.bmw-alpina.co.jp/automobiles/products/b7/limousine/

 消費税だけで100万円オーバー。0xF9C7

ALPINA B7 Supercharge

 アルピナブルー。

 う~ん、美しい。0xF9CF

 やっぱり、「いつかはALPINA」。0xF9F8

ALPINA B7 Supercharge

 写真だと分かりにくいのですが、このホイール、21インチもあるのです。でかっ!?0xF9CF

 あっ、これ、別に改造車ではないのですよ。これで標準なのです。

   フロント: 9×21" 245/35ZR21
   リヤ:   10.5×21" 285/30ZR21

 2トンオーバーの車体を制動させるブレーキシステムも、すんごいんです。

ALPINA B7 Supercharge

 エンジンルームを見せていただきました。

 4.4リッターV8エンジン。メカニカル・ラジアルコンプレッサーによるスーパーチャージング。

 この強心臓が、2トンオーバーの車体を最高速度300km/hまで引っ張るのです。0xF9CB

   最高出力:  368kW/500PS @5,500rpm
   最大トルク: 700Nm/71.4kgm @4,250rpm

ALPINA B7 Supercharge

 調子に乗って、エンジン掛けていただきました。

   「ドゥグゥ~ン!」0xF9A3

 4.4リッターV8エンジンが唸りを上げた時は、正直、ビビリました。0xF9C7

 いいんでしょうか、こんなんが国内走って。反則です。

 まさに、世界最速のリムジン!0xF9CB