SOARISTO工房 Logo
Diary Archive
2011/11/05

quartet02.jpg

 住宅街の中にある、とある小さな音楽堂。

quartet03.jpg

 今夜はここで、奥さんの参加している室内楽団の演奏会がありまして。

quartet04.jpg

 小さな音楽堂ではありますが、オーナー氏のこだわりでしょうか、天井高が十分に高く取ってあり、音響がとても良いのです。これには驚きました。

 ヘッドフォンでモニタしていても、弦楽器そのものが奏でる音に加えて、弦の上に弓を走らせた時に出る微かに擦れるような音や、主奏者がザッツを出した時の生々しい息づかいが、手に取るように聴こえてきます。

quartet01.jpg

 それだけに、奏者泣かせの音楽堂ともいえるでしょう。僅かなタイミングのずれやピッチの違いが、如実に表れてしまいます。

 奏者の緊張感が、こちらにも伝わってくるようでした。

quartet05.jpg

〔関連情報〕
   ・Lunch Concert in Komaba Tohdai
    (2011年9月24日)
   ・Ichigaya Music Hall
    (2011年3月5日)

2011/10/16

 今週は、誕生日がありまして、0xF8E7

cars01.jpg

 奥さんが、バースディケーキを買ってきてくれました。大のクルマ好きということで、「カーズ」の。0xF9C7

 しかも、“アイスクリームケーキ”とかいう、ハイカラなものを。

cars02.jpg

 「ライトニング・マックィーン」、なかなか良くできてます。0xF9F8

 サーティワンアイスクリームの能書きによると、

ドリフトしながら勢いよくコーナーを曲がっている瞬間を描きました。
チェッカーフラッグもついた、わくわく感いっぱいのケーキです。

だそうです。

 2回目の成人式も終わり、すでに3周目の人生に入りましたが、これを機に、またちょっと頑張りますかね。たまにはドリフトしながら。

 ちなみに、ケーキの中身は、サーキットと同じように(?)外周と内周に分かれていて、外周がバニラで、内周がチョップドチョコレートになっています。

 なかなかに、まいう~です。0xF9F7

 ありがとう、奥さん。


(自動再生しない場合は、右クリックでメニュー)

2011/09/24

concert01.jpg

 東大、駒場キャンパスに来ています。

concert02.jpg

 今日はここで、奥さんの所属するアンサンブルのランチコンサートがあります。

concert03.jpg

concert04.jpg

concert05.jpg

concert06.jpg

concert07.jpg

concert08.jpg

 テーブルはお客様でいっぱいでした。

2011/08/12

 前回の続きです。

 一息ついたので、いよいよ鐘楼に上ることにします。

venezia19.jpg

 地上からエレベーターで上がり、残り少しだけ階段です。

venezia20.jpg

 いやぁ、素晴らしい眺めです。0xF9CF

venezia21.jpg

 ナポレオンをして、「アドリア海の真珠」と言わしめたのも、頷ける気がします。

#まるで、「紅の豚」のワンシーンのようです。
(ポルコ・ロッソとカーチスの決闘の地(島)に、観衆が各々の船で向かうところ)

venezia22.jpg

 サンタ・ルチア駅に到着する前に見掛けた、巨大な豪華客船が見えます。

venezia23.jpg

 サン・マルコ大聖堂を、上から。

venezia24.jpg

 ということで、絶景も見れたので、そろそろ帰路につくことにします。

 帰りは、メルチェリーエ通りをとおって、リアルト橋に向かい、そこから水上バスに乗ることにします。

venezia25.jpg

 いたるところに水路が張り巡らされていて、ほんとうに迷路のようです。

venezia28.jpg

 目の前を、ゴンドラがゆっくりと通り過ぎて行きます。

venezia26.jpg

 リアル・ピノッキオのお店を発見。

 後で調べたところ、「ピノッキオの冒険」って、イタリアの作家の作品なのですね。

venezia27.jpg

 リアルト橋に到着。

 橋の上は、宝石店や貴金属店、皮革製品のお店がずらりと並ぶ、ショッピングアーケードとなっています。

venezia34.jpg

 リアルト橋の上から。

 ほんとうに、映画のセットの中に迷い込んでしまったかのような感じです。

venezia29.jpg

 小腹が空いたので、運河沿いのカフェで、ちょこっと腹ごしらえ。

venezia30.jpg

 「Rialto」から水上バスに乗り、行きに乗った「Ferrovia」を通り越して、「Piazzale Roma」(ローマ広場)というところで降ります。

 このモダンな赤い橋は、「コスティツツィオーネ橋」といい、2008年に架けられたものです。ヴェネツィアは、中世の風景の中に現代の生活が同居する、不思議な街でした。

 ここからシャトルバスに乗り、一路、マルコ・ポーロ・テセラ空港に向かいます。

venezia31.jpg

 滑走路の向こうに、ラグーナが見えます。

venezia32.jpg

 イタリアで見る、最後の夕日。

venezia33.jpg

 そして月。

 ラグーナの上に建つ街を、やさしく照らしています。

 またいつか、きっと来ようと思います。ありがとう、ヴェネツィア。ありがとう、イタリア。

2011/08/12

 前回の続きです。

 サン・マルコ広場に近い、「San Zaccaria」という乗船所で降りました。

venezia02.jpg

 向こうに見えるのは、「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」で、16世紀の最も有名な建築家の一人、パッラーディオの設計で、1565~1583年に建てられたものだそうです。(正面は1611年に完成)

venezia01.jpg

 遠くに見えるのは、アカデミア橋の下からも見えた、「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」です。

 いやぁ、それにしても、素晴らしい景色です。さすがは水の都、ヴェネツィア。0xF9CF

venezia03.jpg

 「ゴンドリエーレ」(ゴンドラ漕ぎ)のおじさん。

 ケータイで何か話してます。(ここにも現代化の波が)0xF9C7

venezia04.jpg

 サン・マルコ広場に向かう途中に、小さな運河を超えます。その先に見えるのが、ここヴェネツィアで最も有名なスポットの一つ、「溜息の橋」です。
(残念ながら、全面改修中でした)

 地元の言い伝えによると、「恋人同士が、ゴンドラに乗ってこの橋の下でキスをすると、永遠の愛が約束される」のだそうです。

 しかし、現実はそれほどロマンチックではありません。実は、橋に向かって左側が裁判所、右側が刑務所になっていていて、有罪判決を受けた囚人が、投獄される時にこの橋を渡るようになっています。

 「『ヴェネツィアの美しい景色を見られるのは、もうこれが最後か・・・』という絶望感から、囚人が深く溜め息をついた」ということから、この名が付いたそうです。
(昔の刑務所は衛生環境等が良くなかったため、一度収監されると、ほぼ出られなかったとか)

venezia05.jpg

 ついにやってきました、サン・マルコ広場(の入口)です。

 右側の建物は、「ドゥカーレ宮殿」。“ドゥカーレ”とは総督の意で、その名のとおり、ヴェネツィア共和国の総督の邸宅だったものです。

venezia06.jpg

 巨大な石柱の上には、翼の生えたライオンが飾られています。(後述)

venezia07.jpg

 目の前にそびえ立っているのは、ここヴェネツィアで最も高い建物、「サン・マルコの鐘楼」(高さ98.6m)です。

 その尖塔の頂上には、金色に輝く大天使ガブリエルが飾られています。

 この鐘楼が最初に建てられたのは9世紀のことで、1514年に現在の形として完成したそうです。
(その後、地震や火災などがあり、とうとう1902年に崩壊したため、現在の建物は1912年に再建されたもの)

 とりあえず、高いとこマニアとしては、上っておかずにはいられません。(後述)

venezia08.jpg

 奥に進むと、「サン・マルコ寺院」が見えてきました。(写真は側面)

venezia09.jpg

 ここにも、翼の生えたライオンがいます。

venezia10.jpg

 「サン・マルコ寺院」の正面です。

venezia11.jpg

 ここにも、翼の生えたライオンが。

venezia12.jpg

 「サン・マルコ寺院」の内部です。

venezia13.jpg

 正面から見ると、3連のドームのように見えますが、実際は、5つのドームが十字型に配置されています。

venezia14.jpg

 広場を取り囲む回廊の下は、ジュエリーショップなどが軒を連ねています。

 我が奥さんは、商売柄、熱心に見入っています。

venezia15.jpg

 歩き疲れたので、近くのカフェで、少し休むことにしました。

venezia16.jpg

 それにしても、18世紀の風景とほとんど変わっていないことに、ただただ驚かされるばかりです。
(画像は、1730年ごろに描かれたもの)

venezia17.jpg

 フラッと立ち寄ったはずのカフェでしたが、ここは「カッフェ・フローリアン」という、ヴェネツィアに現存する最も古い喫茶店で、カフェ・ラッテの発祥の店として有名だそうです。
(開業は、1720年とのこと)

venezia18.jpg

 カフェ・ラッテの味も、18世紀と同じでしょうか。

(つづく)