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2011/08/07

悪魔の穴開くサンティの土の墓より
ローマに縦横に現れる神秘の元素
光の道が敷かれ、聖なる試練あり
気高き探求に天使の導きあらん

 この言葉から、ラングドンは、“サンティ”とは、「ラファエロ・サンティ」(1483-1520)のことで、そのラファエロが埋葬されている「パンテオン」(Pantheon)が、“啓示の道”をたどる最初の場所だと推測します。

 確かに、そのパンテオンには、途方もなく巨大なドームがあり、その中心には天へとつながる大きな穴が開いています。この穴を、「悪魔の穴開く~」と考えた訳です。

 しかし、ラファエロがパンテオンに埋葬されたのは1758年のことで、「ガリレオ・ガリレイ」らが暮らした時代とは大きく異なります。

 ここで、「サンティの土の墓」とは、ラファエロが埋葬された墓ではなく、“ラファエロが設計した墓のことだ"と気が付きます。

 すぐさま、ラングドンは、ヴィットリアとともに、ラファエロが設計したという墓がある「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」に向かいます。


 ということで、私たちも向かってみましょう。0xF9D8

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 地下鉄A線のフラミニオ駅(Flaminio)を出て少し歩くと、「ポポロ門」(Porta del Popolo)がそびえ立っています。

 この門の内側の装飾は、建築家「ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ」によって、1655年に完成されたものです。

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 「ポポロ門」をくぐると、目の前に「ポポロ広場」(Plazza del Popolo)が広がります。

 フラミニア街道を馬車でやって来る多くの旅人たちで賑わった、ローマの北の玄関口です。

 中央に立つオベリスク(高さ36m)は、初代皇帝アウグストゥスがエジプトから持ち帰ったものです。

 2つの双子の教会は、右が「サンタ・マリア・ディ・ミラコリ教会」(Santa Maria del Mitacoli)、左が「サンタ・マリア・ディ・モンテサント教会」(Santa Maria del Montesanto)です。

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 オベリスクには、確かにヒエログリフが刻んであります。

 ローマにエジプト由来のものがあるのは、少し不思議な感じがしますが、要するにエジプトから略奪してきたものです。

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 オベリスクの足下には、四方を守るライオンの噴水があります。

 その向こうに、「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」(Chiesa di Santa Maria del Popolo)があります。

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 ここが、そのポポロ教会です。

 皇帝ネロの魂が悪霊になったという噂を鎮めるため、教皇パスカリス2世が1099年に創建したものです。

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 教会の内部です。写真では分かりにくいのですが、とても高さのある教会です。

 この規模の大聖堂ともなると、内部にいくつかの礼拝堂があります。

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 その一つが、ここ、「キージ家礼拝堂」です。

 この礼拝堂は、ラファエロがキージ家のために設計し、ベルニーニが装飾を施したもので、以前は「土の礼拝堂」(Cappella della Terra)と呼ばれていました。まさしく、「サンティの土の墓」です。

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(画像は、角川書店さんから拝借)

 そしてこれが、「悪魔の穴開く~」です。この場所が、ローマでの最初の事件の舞台となります。

 この蓋の下の地下聖堂で、誘拐された4人の枢機卿のうち、最初の犠牲者が、口に“土”を押し込まれた残忍な方法で、アサシンによって殺害されます。

 第1の元素、「土」です。

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(画像は、角川書店さんから拝借)

 この礼拝堂に奉られたベルニーニ作の彫刻、「ハバククと天使」が、つぎの“啓示の道”への道しるべとなるはずだったのですが・・・、残念ながらここだけ修復中でした。
(なので、写真はありません)

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 「天使の導きあらん」ということで、その天使の指さす“南西の方角”に向かうことにします。0xF9D8

2011/08/07

 ということで、ローマに到着したのはいいのですが、ローマには見るべきものがあり過ぎて、とても2日間では回れません。

 そこで、見るべきものを絞るため、映画「天使と悪魔」で登場した場所に沿って、ローマ巡りをすることにします。

 いや~、一度この目で観てみたかったんですよ、本物を。0xF9CF

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(画像は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントさんから拝借)

 前作「ダ・ヴィンチ・コード」に引き続き、今作でも、トム・ハンクス扮する「ロバート・ラングドン博士」が、ローマ(ヴァチカン)を舞台に、壮大な謎解きに挑みます。

 今回の謎解きのテーマは、「イルミナティ」です。

Angels and Demons

 映画をご覧になった方は、こちらにて復習を。

 いや~、気分はすっかりラングドンです。0xF995

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 ということで、移動用に、映画と同じく「Lancia Delta」を用意してみました。0xF9F8

 というのは冗談で、街角に停まっていたクルマです。

 いや~、さすがイタリアにイタ車、絵になりますねぇ。

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 イタ車ついでに、ここは、スペイン広場近くにあった「フェラーリ・ストア」(オフィシャルショップ)です。

#って、イタリアに来てまで、車ネタから離れられないのか?0xF9C7

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 こんなのとか、

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 こんなのとか、売られてました。

#ゴルフ好きの赤い跳ね馬乗りのあの方へ、ゴルフボールをお土産に。0xF9C6

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 こんなのも売られています。「Dino」のフロントカウルです。

 どですか? おひとつ、インテリアに。0xF9F8
(11,000ユーロ、約120万円)

 店内には、様々なフェラーリグッズが売られていました。フェラーリファン、溜飲のショップですね。
(残念ながら店内は撮影禁止だったため、写真はありません)

#イタリア各地の街中には、他にもフェラーリグッズを扱っているお店がありましたが、店員が中○人だったりして、いかにも怪しいので、すべてスルーしときました。

 
 で、何の話でしたっけ?

 そうそう、「天使と悪魔」を巡る旅でしたね。0xF9C7

 それではさっそく、ガリレオが残した暗号を手掛かりに、ローマ巡りを始めてみましょう。

〔関連情報〕
   ・「天使と悪魔」公式HP
   (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

2011/08/07

 ブオンジョルノ!!0xF995

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 ローマ、「フィウミチーノ空港」(別名、「レオナルド・ダ・ヴィンチ空港」)に着きました。朝の10時過ぎです。

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 ミラノと並び、イタリアの表玄関だけあって、とても大きな空港です。

 それにしても、日射しが強い強い。裸眼でいると、目がやられてしまいそうです。0xF999

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 ここから、空港快速(レオナルド・エクスプレス)に乗って、ローマの玄関口である「テルミニ駅」に向かいます。

 「テルミニ駅」までの所要時間は、約30分で、空港快速は、30分おきに運行されています。

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 これが、イタリアの自動券売機です。フランスやドイツとほぼ同じです。

 最初はドギマギしますが、慣れれば大丈夫です。

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 乗車するときは、ホームの脇にあるスタンプ機にて、検印を押します。
(無賃乗車がバレると、罰金100ユーロ取られるようです)

 車両は2階建てですが・・・、フランス同様、汚ったないです。落書きだらけです。

ドイツは綺麗でした。

2011/08/07

 ボンジュール!!0xF995

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 パリ、「シャルル・ド・ゴール空港」に着きました。

 朝4時過ぎのため、まだ誰もいません。0xF9C7

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 ここから、ローマ行きに乗り換えます。

 パリ~ローマの所要時間は、約2時間。ほとんど国内線的な感覚です。エアバスも、近・中距離用の機体になりました。

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(電子機器使用制限が解除された状態にて撮影)

 パリ上空です。モンパルナスタワーが見えたと思ったら、その向こうに、エッフェル塔が見えました。凱旋門も見えます。

 朝から、なんかトクした気分です。0xF9F8

2011/08/06

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 昨年のフランス・ドイツに続き、今年はイタリアに行ってきます。0xF9F8

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 エールフランスで、パリ経由を経由してローマに入ります。

 東京(成田)を夜10時に立ち、パリ(CDG)に朝4時に着く便です。

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