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2013/07/15

 すっ、すごいモノが・・・。0xF9C7

総額130万円のレースゲーム向けシートがデモ開始
(2013年7月3日:AKIBA PC Hotline!)

Driving Seat
(画像は、Impress Watchさんから拝借)

6軸シリンダ制御で「G」も再現

 ブレーキ時やコーナリング時などの「G」も再現するというアクセスのPCレースゲーム用シート「6軸シリンダ制御ドライブシミュレーター」の店頭デモが、イケショップで始まった。

 受注販売も始まっており、価格はシート単体の「ACSIM-S06F」が1,340,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。PCを持っていない人向けの、シート+PC+ディスプレイ×3枚のフルセットは1,489,000円。

 納期は約1ヶ月で、納品は分解状態。購入者は最終組立を自分で行う必要がある。

対応ゲームソフトは7種類

 この製品は、レースゲームで本格的なドライビングが楽しめるというPC向けのデバイス。

 本体は座席やホイール、ペダルなどのほか、車の挙動などを再現するという各種シリンダーで構成。ゲーム内で加速やブレーキ、コーナリングなどを行なうと、シリンダーによってシートなどがリアルタイムに稼動する構造だ。シート後部にはリアのスライドを再現するシリンダーがあり、これによりタイヤの接地感も味わえるという。

 また、いわゆる「シミュレータ酔い」を抑制するというのも特徴。動揺装置を制御することで、視覚情報と身体感覚のズレによって生じる酔いを最小限に抑えており、長時間の走行も可能という。

 なお、製品はフルセットのほか、フレームやバケットシート、ペダルなどパーツ単位でも用意。パーツ単位での注文も受け付けており、「詳細は問い合わせてほしい」とのこと。

 130万円もあれば、もうちょっと足せば、ヴィッツのワンメイクレース用の車両が買えちゃう訳ですが・・・。

Dual Monitior

 まだすべてのパーツが揃っていませんが、待ちきれずに、デュアルモニター構成で動かしてみました。

#GT5の「マルチモニター設定」では、「3×1」(横3画面)か「5×1」(横5画面)かを選べるようになっています。最低、3セット接続しないと動かないと思っていたのですが、2セットでも動いちゃいました。0xF995

Dual Monitior
(Porsche 911がないので、M3 Coupeで)

 デュアルモニター構成で、3,840×1,080pixel。

 「3D Vision 2」の3Dメガネを掛けて見ると・・・、すごいことに!0xF9CF

2013/07/14

 前回前々回で作製したベースボードですが、3台のPC3を冷却(放熱)するために、4基ものPCファンを取り付けています。

 すべてのPCファンが稼働すると、初期型のPS3が“最大戦速”となった時と同じぐらいの爆音になります。

 そこで、PC用のファンコントローラーを使って、回転数を制御することにしました。

PC Fan Controller

 ScytheのPCファンコントローラー、「Kama Meter」(SCKM-1000)です。
(すでに販売終了のため、入手困難)

#「Ultimate Storage Machine」に使っているものと、まったく同じものです。

 4chのPCファンをコントロールすることができます。
(加えて、PCファンに障害が発生すると(回転数が400rpmを下回ると)、アラームを発報してくれます)

 また、今回は使用しませんが、4chの温度センサーをモニタリングすることもできます。
(その他、オーディオのボリュームコントロールもできます)

PC Fan Controller

 ファンコントローラーを作動させるためには、+12Vと+5Vとの、2種類のDC電源が必要となります。

 出力電圧の異なる2つのACアダプターを用意してもよいのですが、別の方法を採ることにします。

 秋月電子通商さんに、ちょうどよいキットがあったので、これを使うことにしました。「2出力 スイッチング電源キット」(購入価格:700円)です。

 出力電流は、+12Vが3Aまで、+5Vが1Aまで取ることができます。今回使用するPCファンの定格電流は0.25Aで、4基で1Aとなるので(いずれも+12V駆動時)、十分な出力を得ることができます。

PC Fan Controller

 スイッチング電源の入力電圧は、+16~40Vとなっています。

 ちょうどここで、「VAIO Note Z」(PCG-Z1X/P)のACアダプターが余っていたので、これを使うことにしました。出力電圧は、まるでこれに合わせたかのように、+16Vです。

 DCプラグの形状は、EIAJ#5(外形:φ6.3mm)なので、これに合うDCジャックを、千石電商さんで購入しました。

PC Fan Controller

 電源の入力側は、標準の状態では、2ピンのターミナルブロックをハンダ付けするようになっています。

 ここに、今回使用するDCジャックをハンダ付けできるよう、フライスマシンを使って、プリント基板を加工します。
(端子の形状に合わせて、φ1.0mmの穴を、横長にします)

 また、DCプラグ側も、3端子あるうち、1つを引き抜いてしまいます。

PC Fan Controller

 とりあえず、電源部が完成しました。

 試しにテスターで出力電圧を測ってみたところ、+12.01Vと+5.00Vとだったので、けっこうな精度です。

#商用電源(AC100V)から、直接DC12VとDC5Vとを作ってもよいのですが、商用電源系は、素人が下手に手を出すと「電気火災」の危険性があるため、メーカー製のACアダプターを一段かませて所望の電圧を得るという、いちばん安全な方法を採りました。

 出力側も、2ピンのターミナルブロック(×2個)ではなく、FDD電源コネクタ(4ピン)に交換しておきます。

PC Fan Controller

 ファンコントローラーを取り付けるため、シナ合板でステーを作りました。

#木造ってところが、なんとも・・・ですが。0xF9C7

 ベースボードを切り出した余りの木片を、サーキュラーソウを使って、寸分の狂いもなく切り出してあります。

PC Fan Controller

 ファンコントローラーとスイッチング電源とを固定したところです。
(写真は、天地逆さまです)

 スイッチング電源の基板は、5mmのスペーサーをかまして固定してあります。

PC Fan Controller

 PCデスクの天板裏面に固定したところです。
(写真は、真下から見上げています)

PC Fan Controller

 このような感じで、取り付けられました。

 PCファンは、2,000prmぐらいに設定すると、風切り音があまり気にならなくなります。

PC Fan Controller

 メイン機とも、トータルコーディネートできました。

#やっぱし、コーディネートは、こうでぃねぇと。0xF9C7

2013/07/13

 前回の続きです。

Base Frame

 こちらが、現在のPCデスクです。

 横幅は、1,800mmあります。

Base Frame

 ベースボードを取り付けたところです。

Base Frame

 本体右背面に、高速PCファンが位置します。

 本体左背面は、HDMIケーブル、LANケーブル、電源ケーブルを引き出すため、隔壁はありません。

Base Frame

 PS3本体を設置したところです。

Base Frame

 第一世代のPS3。

 間口の高さは、第一世代のPS3を基準に設計しているので、天地ギリギリです。

Base Frame

 第五世代のPS3。

 こちらは、若干余裕があります。

Base Frame

 手前のスペースには、コントローラーを置けるようになっています。

Base Frame

 PS3の設置に合わせて、スイッチングハブも新調してみました。

 これまでは100Base-TXのスイッチングハブを使っていましたが、1000Base-Tのギガビットスイッチングハブ(LSW3-GT-5EP/BK)に交換しました。
(ついでに、LANケーブルも、Category6に)

Base Frame

 このような感じで、デスク中央足下に固定しました。

2013/06/30

 いきなり始まりましたこの企画

 「ホームシアターの構築」では、我が家に手作りでホームシアターを作ってしまいましたが、今度は家の中に“ゲームセンターを作ってしまおう”というものです。
(略して、「ホームゲーセンの構築」)

 どのようなホームゲーセンとなるか、乞うご期待っ!!0xF9CE

Base Frame

 ということで、まずはベースボードを製作します。

 いつものとおり、イメージを基に、ささっと図面を引いて、木材を加工してもらいました。NC加工により、寸分の狂いもなく仕上げられています。

 設置場所としては、直接目に触れるところではないので、シナ合板を組み合わせて使うことにしました。

Base Frame

 ベースボードの一部は、膝が当たっても痛くないよう、アールを付けて(角を落として)あります。

Base Frame

 確認のため、仮組みしたところです。

Base Frame

 第五世代のPS3(CEJH-10007、CECH-2500A)を仮設置したところです。

 放熱効果を高めるため、ベースボード上に直接設置するのではなく、15mmの“ゲタ”を履かせることにしました。

 ゲタの間隔は、PS3の底面にある4つのゴム足に、ぴったりはまる長さにしてあります。

 これにより、前後方向にはスライドさせることができますが、左右方向にはズレないようになっています。

Base Frame

 第一世代(初期型)のPS3(CECHA00)を仮設置したところです。

 こちらも、4つあるゴム足にぴったり合う間隔にしてあります。

 この“ゲタを履かせる”というアイデアは、ちょっとした思い付きからのものです。

 PS3の取扱説明書(クイックリファレンス)には、「壁などから10cm以上離して設置。密閉式のAVラックなど、熱のこもる場所に設置して使わないでください。」との記述があります。

 この注意書きに従えば、本体サイズにぴったり合うように設えたベースボード内に収容するのは、“もっての外”ということになります。

 実際、初期型のPS3は、高い確率で「YLOD」(Yellow Light of Death、基板のハンダ付けの熱劣化による起動不能障害)が発生しているようですが、これまでまったく不具合なく動いていた“貴重な”初期型のPS3が、ベースボード内に収容したばっかりに壊れてしまったのでは、元も子もありません。

 このYLODを防ぐためには(できるだけ起きないようにするためには)、「縦置きに設置する」というのが、有効な方法のひとつのようです。

 縦置きにすることによって、本体側面の廃熱効果(本体を横置きにして正面から見た時の、本体右側面の排気フロー)が改善されるようです。

 また、本体を裏返してみると、本体底面にも、吸気口として薄いスリットが開けられていることが分かります。
(初期型PS3の吸排気フローに関する詳しい解説は、こちらなどが参考となります)

 そこで、横置きの状態で、縦置きの吸排気フローを、「擬似的に模してみる」ことにしました。

 といっても、大して難しいことをしている訳ではなく、本体とベースボードとの間に枕木のような木材を敷いて、周囲の空気が無理なく吸排気されるような「空間」を稼いでいるだけです。

Base Frame

 とはいっても、間隔を開けただけでは心配なので、お得意の(?)、PCファンを使った強制空冷(廃熱)をすることにします。

 PCファンは、取付スペースの関係で、φ80mmのものを使います。

 このPCファンには、動作音の大きさによって(風量の大小によって)、究極静音タイプ/超静音タイプ/標準タイプ/高速タイプの4タイプがありますが、今回は最大の風量を得るために、高速タイプ(2,800rpm、41.15CFM、29.9dB(A))を選びました。

Base Frame

 このPCファンのフィンは、ゴルフボールのような「ディンプル」が、ランダムに刻まれています。

 これにより、風切り音の低減と風量の拡大を果たしている(そうです)。

#クルマのタイヤにおいても、トレッドパターンをランダムに配置することにより、走行ノイズの低減を果たしているものがあります。それと似たような感じですね。

Base Frame

 PCファンを取り付けたところです。

Base Frame

 第五世代のPS3の背後には1基、第一世代のPS3の背後には、発熱量を考慮して2基のPCファンを、排気方向に取り付けてあります。

Base Frame

 4基もの高速PCファンが同時に稼働すると、けっこうな“爆音”状態になりますが、背に腹は代えられません。
(これについては、別途、対策を採ることにします)

Base Frame

 “ゲタ”には、防振対策として、1mm厚のスポンジゴムを貼っておきます。
(安っすぃ~ゴムを使うと、経年変化で劣化して、本体のプラスチック部分と融着してしまうので注意)

 PS3の標準の状態では、10mm角のゴム足により、「点」で支えられていますが、帯状に切り出したスポンジゴムに替えることにより、「面」で支えるようにします。これにより、本体荷重を分散し、引いては不要振動を抑えることができます(たぶん)。

#西川のムアツ布団と同じような感じですね。(違うか)0xF9C7

Base Frame

 初期型のPS3とのクリアランスです。左右側面には、30mmほどマージンを取ってあります。

 本体右背面および本体右側面からの排気を、2基の高速PCファンで強制的に掃き出します。

#市販では、PS3本体にアタッチする(追加で取り付ける)タイプの冷却用ファンが出ていますが、このような結果が・・・。下手に本体に余計なモノを取り付けて、緻密に計算された吸排気フローを乱してしまうよりは、“素直な方法”の方が、効果が高いようです。0xF9CE

(つづく)

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