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2008/07/13

 本物のクロス屋さんから教えていただいた技を、ご紹介します。

Home Theater

 シアターパネルの右端は、元々こんな感じで、3連のマルチメディアコンセントが付いていました。

 フレームの一部を刳り抜いて、うまく逃げるようにしてあるのですが、ちょうど半分ほど外に露出するため、この部分を埋め戻さなければなりません。

Home Theater

 何はともあれ、まずはケーブル類を通線します。

 シアターパネルの右端からAVアンプまでは、約1.8mほどですが、サッシの下の狭いスペースを通すため、このような通線機(通線ワイヤー)を使います。
(確か、秋葉原で4,500円ぐらいだったかと)

 単なるワイヤーなのですが、暗いところでも目立つように蛍光色をしており、またある程度の障害物があっても、テンションを掛けてワイヤーを渡すことができます。

#これさえあれば、たとえ職を失っても、通建会社さんで雇ってくれるか?(謎)

 今回は、HDMIケーブル、ラインケーブル(サブウーファー用)、スピーカーケーブル(左、右、センター)の、計5本もあります。頭のデカいケーブル(=コネクタの大きいケーブル)から順に、数回に分けて通線します。
(この場合は、HDMIケーブル→ラインケーブル→スピーカーケーブルの順に通線します。順番を間違えると、通線できなくなる場合があります)

Home Theater

 ひと通りの通線が終わった状態です。

#壁の裏は、石膏ボード用の支柱やらなんやらあり、悪戦苦闘の末、やっと貫通。0xF9C8

Home Theater

 厚さ3mmのベニヤ板を穴に合わせて適当な大きさに切り、壁の裏側から木工ボンドで接着します。支え木にするのです。

Home Theater

 壁と同じ厚さの石膏ボード(9mm厚)を適当な大きさに切り、支え木に木工ボンドで接着します。

Home Theater

 穴の周囲10mm程度の壁紙を剥がします。
(石膏ボードを接着する前に剥がしておいた方がよいかと)

 クロス作業用の専用刃をセットしたカッターで、定規に乗せるぐらいの軽い力で切り込みを入れ、端から慎重に剥がしていきます。

Home Theater

 壁補修用のパテを盛ります。

 パテは、“肉やせ”が起きにくい、ガラスバルーンが入ったエマルジョンタイプを使います。また、一度に盛ろうとはせず、何回かに分けて重ねて盛っていきます。

Home Theater

 サンドペーパーで削ります。

 元々の壁と、後から追加した石膏ボードとの段差が無くなるよう、慎重に削っていきます。ここでの精度が、最終的な仕上がりに影響するので、きっちりと面(ツラ)を合わせておきます。

Home Theater

 クロスを、埋め戻す部分より少し大きめに切り出し、上から仮貼りします。

 元々の壁の模様と、寸分の狂い無くぴったり重なるよう、クロスの位置を微妙に調整します。位置が決まったところで、クロス作業用のローラーを使って上から押さえ、貼り付けます。

Home Theater

 いよいよ本日のメインイベント、クロスの「重ね切り」です。

 クロスが重なっている部分に、上から定規を当て、カッターで刃を入れます。ちょうど、2枚分のクロスが切れるぐらいの微妙な力加減が必要です。
(初めての場合は、どこか見えない場所で、練習してからの方が良いでしょう)

 カッターの刃が入ったところで、クロスの端をいったん浮かし、元々の壁のクロスを剥がします。これでクロスを戻せば、大きさがぴったり合った状態でクロスを貼り付けることができます。

Home Theater

 完成したところです。

 そうとう目を凝らして見ない限り、クロスの継ぎ目はまったく分かりません。我ながら、恐ろしいほど上手くできました。初めてにしては、上出来っ!!0xF9CF

#これで、クロス屋さん業にも進出可能か?

2008/07/12

Home Theater

 ほぼ完成しました~。0xF9F8

 あとは、ケーブルの通線処理と、タイルの下端の巾木の処理を残すのみ。

Home Theater

 割石のようなタイル(プレシャスモザイクカッセ)をベースに、左右にプレーンなタイル(ニューナチュラル)を配したことにより、天井までの高さが強調されました。

Home Theater

 天井高と横幅です。

Home Theater

 サブウーファーは、まるで設えたかのように、ぴったりカウンターテーブルの下に収まりました。

Home Theater

 あまり見ることはないと思いますが、サブウーファーの底面です。重低音の吹き出し口(?)が見えます。内部は、「チューバ」のように、重低音を増強するための複雑な形状をしているものと思われます。

 ピンジャックが垂直方向に付いているので、このままではピンプラグが床に干渉して、ラインケーブルを接続することができません。仕方がないので、L型の変換プラグを買ってきて、水平方向に向けました。

 電源ケーブルには極性表示があるので、白いマークのある方がコンセントのコールド側(W)になるように接続します。

Home Theater

 夜、ライトアップすると、こんな感じ。0xF9CF

2008/07/01

 前回の続きです。

Home Theater

 中央の青くて太いケーブルは、フロントスピーカー用のケーブルです。

 スピーカーケーブルは、いろいろ比較検討した結果、audio-technicaさんの「AT-ES1500」(定価:1,575円/m、購入価格:1,280円/m)にしました。
(今回は、24m購入で、約30,000円)

 その右隣りのグレーのケーブルは、サブウーファー用のラインケーブルです。

 同じく、audio-technicaさんの「AT-DV67A」で、サブウーファー用ということで、通常のラインケーブルよりも、軸径の太いケーブルが使われています。
(今回は、特注で、7.5mのもの(購入価格:5,092円)を作ってもらいました)

 そのまた右隣りのグレーのケーブルは、「とある仕掛け」のための電源ケーブルです。

 あわせて、その「とある仕掛け」のために、ミニコンセントを増設しておきました。
(撮影用に、カバーは外してあります)

#その「とある仕掛け」とは、完成した時のお楽しみということで。0xF9F8

Home Theater

 キッチンのカウンターテーブルの上にあるコンセントにも、「とある仕掛け」のためのスイッチを増設しておきました。

Home Theater

 同じく、カウンターテーブルの下の、サブウーファーが設置される位置には、ラインケーブルの取り出し口と、電源コンセントを増設しておきました。
(撮影用に、カバーは外してあります)

 なお、言わずもがなですが、壁にコンセントボックス用の穴を開ける際には、裏に石膏ボード用の支柱が走っている可能性があるため、事前に壁裏センサーを使って、位置をよく確かめてから取り掛かります。

Home Theater

 左側のケーブルの引き回しが完了したところです。

 まぁ、ここまできれいに配線する必要はないのですが、見えないところまで手を抜かないというのが職人流ということで。0xF9C6

Home Theater

 右側のケーブルです。やたら本数が多いように思えますが、これにはつぎのような理由があります。

 AVアンプは、スペースの関係上、リスニングポジションの右側に設置する予定ですが、普通にケーブルを引き回すと、左右のフロントスピーカーのケーブル長が、不等長となってしまいます。

 電子の速度を考えれば、不等長でも一向に構わないのですが、左右がシンメトリーでないと何となく気持ち悪いので、左右のケーブルの長さを合わせることにします。0xF9C7

 ここで問題となるのは、余長の処理です。左右等長にして引き回すと、フロント右が、約1.6mほど余りが出ますが、AVアンプの手前で蜷局(とぐろ)を巻かせておくと、逆に音質に悪影響を与えてしまいます。

 そこで、余長の処理を、見えないところですることにしました。

 フロント右のケーブルは、そのままAVアンプに向かうのではなく、いったんセンターに向かってから折り返し、AVアンプに向かうようにしました。また、ケーブルの引き回しは、ループ(コイル)状にならないようにし、あわせて、ケーブルの配置は、他のケーブルの信号の向きも考慮した順序としました。
(信号の伝送方向を互い違いにし、電界を打ち消し合うように)

#う~ん、完璧。0xF9F8

Home Theater

Home Theater

2008/06/22

 前回の続きです。

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 イメージとしては、こんな感じです。

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 上から3分の2ぐらいが完成した状態です。

 左右の四角い穴は、フロントスピーカーの取付位置です。BRAVIAを中心に、シンメトリーに配置されます。
(スピーカーケーブルを逃がす穴もあります)

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 エコカラットの加工には、PROXXONさんの「スーパーサーキュラソウテーブル」(定価:65,100円、購入価格:33,290円)を使います。
(これに、「ダイヤモンドブレード」(定価:8,610円、購入価格:4,832円)を組み合わせます)

proxxon

 木材を組み合わせて、このようなテーブルを作ります。

proxxon

 このようにして加工すれば、割れやすいエコカラットも、寸分の狂いなく直線切りすることができます。

ecocarat

 完成を待ちきれず、スピーカーを先に仮設置してみました。

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2008/05/25

ecocarat

 さて、やってきました、「エコカラット」が。

#いよいよ職人も、前回のクロス屋さん業に次いで、左官屋さん業に進出です。0xF9F8

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 まずは道具の紹介です。

 左側のものは、鏝(コテ)です。今回は、鏝の片側が櫛(クシ)状になった、その名も「櫛目鏝」(クシメゴテ)を使います。これは、石膏ボードに接着剤(スーパーエコぬーる)を盛る際に、櫛目(クシメ)を付けるためです。

 ホームセンターでは扱っているところが少ないため、今回は職人さん御用達の蒲田(大田区)の「道具屋」さんにてゲットしました(2,200円ぐらい)。

#いつもクルマで第一京浜(15号線)を通るときに気になっていて、一度は行ってみたいと思っていました。

 鏝にも、いろいろな種類があり、ステンレス製の高級品(?)もありますが、本職ではないため、油焼き(熱で青黒く錆止めがしてあるもの)にしました。

 中央と右側のものは、篦(ヘラ)です。篦も、真っ直ぐなものと、櫛目が入ったもの(櫛目篦(クシメベラ))の2種類を用意しました(いずれも、300円ぐらい)。

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 鏝台(コテダイ)です(写真は裏面です)。この上で、スーパーエコぬーるをコネコネして、適量を取り、ボードに盛り付けます(1,600円ぐらい)。

 その他、スクレイパーがあれば、貼り間違えた時に剥がし取る際に便利ですが、失敗することはないので(妙な自信0xF9C7)、用意しませんでした。

 さて、いよいよ施工します。

 エコカラットの「施工マニュアル」に依ると、1回の施工面積は1㎡で、施工時間は20分以内とされています。

 1㎡は、303mm角のタイルで約11枚分ですが、最初は不慣れなこともあるので、まずは1列分だけ施工してみることにします。

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 巾木をタッピングビスで仮固定して、基準とします。もちろん、レーザー水準器を使って水平を出しておきます。

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 “コテ調べ”として、エコカラット5枚分の面積に、スーパーエコぬーるを塗り付けます。
(この場合の“コテ”は、「鏝」ではなく、「籠手」ですが)

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 こんな感じで、櫛目篦を使って、櫛目を入れます。

#このまま、武家屋敷風の土壁っぽくしてしまっても良いのですが・・・。
 (そう言えば、「ぬりカラット」というのもありました)

親方: 「お~ぃ、タメ。シンナーに気ぃ付けて、壁塗んな」

タメ: 「へ~ぃ、親方」

分かるヒト、少ないだろうなぁ。0xF9C7

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 この後、慎重に割り付け位置を確認しながら、エコカラットをボードに「突き付け」ます。

 「突き付け」とは、まさに“突き付ける”感じで、エコカラットをボードに押さえ付けます。スーパーエコぬーるに櫛目が入っているので、圧力でグニッっと伸びて、エコカラットとボードとを密着させます。

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 まだ途中段階ですが、上からスポットライトを当てると、こんな感じです。当初の構想どおり、イイ感じになってきました。
(初めてにしては上出来)0xF9CF