エアロダイナミクス

冷却性能とダウンフォースの向上を共に可能にするエアロダイナミクス

　ニューBMW M3クーペほどパワフルでダイナミックな車になると、車両のスタイリングは単にスタイリッシュに見せるだけでは終わりません。車両のフォルムは必ず機能的な配慮から導き出されます。これは特にフロント・エア・ダム、ドア・ミラー、そしてトランク・リッド・スポイラーに深く関係してきます。これらの要素がかみ合ったときに、高速時に飛躍的に向上するダウンフォース、空気抵抗の低下、そしたまた、エンジンの冷却性能の向上といった効果が得られます。フロント・エプロンの形状は、車両のアンダーボディ全体のエア・フロー・コントロールを確実なものにもしています。

アンダーボディのエア・フロー・コントロール　広範囲にパネルが取り付けられたアンダーボディを流れるコントロールされた均一な気流は、乱気流を防ぎ、リフトを抑えることに貢献します。気流の一部は、ベンチュリー構造のおかげで直接リヤ・アクスル・ディファレンシャルへと導かれます。