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Computer Archive
2012/01/08

 水冷ブロックが届いたので、さっそく組み込むことにします。

 まずは、マザーボード用の水冷ブロックから取り付けます。インストレーションマニュアル(英語版)に基づいて、純正のヒートシンクを取り外します。

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 これが、不具合のあったチップセット(サウスブリッジ)です。

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 これは、CPU周りのMOS FETです。全部で10数個あります。

 純正のヒートシンクを外した後に、サーマルパッド(熱伝導シート)のカスが残っている場合があるので、綿棒を使って丹念に脱脂しておきます。

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 マザーボード用の水冷ブロックと、CPU用の水冷ブロックを組み込んだところです。

 CPU用の水冷ブロックは、IN側とOUT側が決まっているので、チューブを接続する方向を考えて、天地逆方向に取り付けてあります。

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 これを機に、メインメモリを買い増しておきました。4GBのデュアルチャンネルの「DOMINATOR GT CMT4GX3M2A2133C9」が2セットで、計8GBとなっています。

 Windows 7(32bit版)では、4GBまでしか扱えませんが、残りの4GBは、RAMディスクとして使うことにします。SSDとの相乗効果で、“爆速”間違いなしです。0xF9F8

 DOMINATOR GTには、剣山状のヒートスプレッダが付いていますが、水冷ブロックを取り付ける際には、これを外します。
(比較のため、一番奥のメインメモリには、ヒートスプレッダを付けたままにしてあります)

 なお、インストレーションマニュアルには、「サーマルコンパウンド(熱伝導グリス)を、メインメモリの上端部に塗るように」と書かれています。

 しかし、メインメモリの上端部には微妙に段差が付いており、しかも4本もあることから、このまま水冷ブロックを載せても、きちんと接触しない可能性があります。

 そこで、サーマルコンパウンドを塗るのではなく、サーマルパッドを貼って取り付けることにしました。

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 マザーボード用、CPU用、メインメモリ用の水冷ブロックを組み込んだところです。

 LED照明付きのROGのロゴは、純正のヒートシンクから取り外して移植してあります。

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 水冷ブロックを組み込んだマザーボード全体です。

2012/01/07

 なにやら、また届きました。

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 今度は、中欧のスロヴェニア共和国からです。

 「EK Water Blocks」という、水冷パーツを作っているメーカーから、水冷ブロックを個人輸入しました。

#当初は「Koolance」で統一しようとしていたのですが、訳あって変更しました。

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 左側は、CPU用の水冷ブロック、「EK-Supreme HF - EN (Nickel) 」(67.49ユーロ)、右側は、メモリ用の水冷ブロック、「EK-RAM Dominator X4 - EN (Nickel) 」(41.95ユーロ)です。

 メモリ用の水冷ブロックは、一般的なメモリに合う訳ではなく、Corsairの「DOMINATOR」シリーズ専用となっています。
(「DOMINATOR GT CMT4GX3M2A2133C9」を買っておいて良かったです)

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 つづいて、マザーボード用の水冷ブロック、「EK-FB ASUS Max4 Extreme - EN (Nickel)」(107.95ユーロ)です。

 2つのチップセット(ノースブリッジ/サウスブリッジ)のみならず、CPU周りのMOS FETをも冷却できる、フルカバータイプとなっています。

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 こちらは、グラフィックボード用の水冷ブロック、「EK-FC580 GTX+ - EN (Nickel) 」(90.95ユーロ×2)です。

 「ENGTX580/2DI/1536MD5」×2の“ツインターボ仕様”としているため、2セット購入しています。

 今回購入した水冷ブロックには、いずれも「EN」のマークが入っています。これは、耐食・耐磨耗性に優れた「無電解ニッケルメッキ」が施されたもので、EK Water Blocksの水冷ブロックの中でも、上級バージョンにあたるものです。

2011/12/23

 前回は、1万円台のRAIDカードに、7万円台のRAIDカードが負けるという、惨憺たる結果だったので、リベンジします。

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 まずは、ファームウェアを、最新版にアップデートします。

 「MegaRAID Storage Manager」(以下、MSM)をインストールし、このツールからアップデートします。

 現時点での最新版は、「3.140.15-1320」(パッケージバージョン:23.1.1-0004)です。
(このツールを使う前、CLIからアップデートしようしたのですが、何度やっても上手く行きませんでした)

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 まずは「RocketRAID 2720SGL」との比較です。

 左が「RocketRAID 2720SGL」、右が「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

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 比較のため、チップセット(P67)との比較です。

 左が「P67」、右が「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

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 ついでに、HD(HGST 0S03191)単体との比較です。

 左が「HGST 0S03191」、右が「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

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 RAIDカードの稼働中は、アルミのヒートシンクが触れないくらい熱くなっていたので、親和産業のPCファン(40mm)を取り付けてみました。

 MSMでチップ温度を調べてみると、PCファンを付ける前は70℃以上でしたが、付けた後は44℃前後で安定しました。これで一安心。

2011/12/18

 前回は、HighPoint社の「RocketRAID 2720SGL」を試しましたが、いまいちパフォーマンスが伸びなかったため、

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 LSI社の「MegaRAID SAS 9265-8i」(購入価格:614.99ドル=約47,800円)を購入しました。

 例によって個人輸入したのですが、秋葉原で7万円台前半で売られているようなので、かなりお買い得でした。0xF9CE

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 こちらがその「MegaRAID SAS 9265-8i」です。記事に拠ると、「現行最速クラスのRAIDカード」なのだとか。

 ということで、さっそくパフォーマンスチェックです。

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 まずは、チップセット(P67)のSATAインターフェースでRAID5を組んだ結果です。

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 つづいて、「RocketRAID 2720SGL」の結果です。

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 そしていよいよ、「MegaRAID SAS 9265-8i」の結果です。

 って、をいをい、こらこら。「RocketRAID 2720SGL」どころか、チップセットのRAID5にも負けとるやないかいっ!!0xF9C9

 う~む、何かおかしい、ぜったい変です。そもそも、1万円台のRAIDカードに、7万円台のRAIDカードが負けるはずがないじゃないですか。
(と、あぶくのように消えてしまいそうな淡い期待)0xF9C8

 RAIDカードのファームを最新版にして、テストし直すことにします。

#購入時のファームは「3.130.25-1196」(パッケージバージョン:21.0.1-0110)、最新版は「3.140.15-1320」(同:23.1.1-0004)でした。

〔関連情報〕
   ・現行最速クラスのRAIDカード「LSI MegaRAID SAS 9265-8i」を試す
   (2011年11月8日:AKIBA PC Hotline!)

2011/11/20

 ぷららのblogサービス「Broach」のあまりの重さと対応の遅さに業を煮やし、工房blogを移設した訳ですが、

 これまでにも、多くの利用者の皆さんから、「登録記事のバックアップ機能(エクスポート機能)」の追加要望が出されていますが、Broachスタッフ側は、いっこうに動いている気配が見えません。要望に応えるつもりは、まったく無いようです。
(私の記憶が確かならば、かなり以前に「今後の追加機能(予定)」として書かれていたように思いますが、いまでは跡形もなく消されています)

#まぁ、これだけグダグダな管理運営体制なので、エクスポート機能をリリースした途端、多くの利用者が他社に流出してしまうので、そんなリスクは冒せないのだと思いますが。0xF9D1

 工房blogを移設するまでにBroachに登録した記事は、700エントリを越えています。

 これまでしこしことマニュアルで移植していたのですが、半年以上経った現在、まだ100エントリほどしか完了していません。

 遅々として進まないのは、BroachからMT(Movable Type)へ移植するにあたっては、いろいろと越えなければならないステップ(後述)があり、これに手間取っていたためです。

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 「やらぬなら、作ってしまえ、エクスポート機能」ということで、PHPのスクリプトをゴリゴリ書いて、作ってしまいました。0xF9F8

 若干マニュアルなところが残っていますが、ほぼオートマティックに移植することができます。

 動作としては、左側の枠にBroachの記事(HTML)をコピー&ペーストし、実行ボタンを押すと、XHTML Validなものに整形・変換してくれます。

 同時に、HTMLの中からBroachにアップロードしたアイテム(画像など)を抽出し、MTのアイテムとして自動的に登録してくれます。

 その際、Broachでは、アイテムの名称(ファイル名)を勝手にシリアルなものに変換してしまいますが、Broachにアップロードした時のオリジナルの名称に戻してから、MTに登録してくれます。

(以下、詳細略)

 いや~、ぷららさんのお陰で、PHPによるSQLサーバ連携のよい勉強ができました。(もちろん、アイロニーな意味ですけど)0xF9D1

 これで、BroachからMTへの移植が進むかと思います。最終的には、Broachを解約します。